【ことわざ】
貧乏暇なし
「貧乏暇なし魚売り」や「貧乏暇なし砂利(籠・糞・ため)かつぎ」と続けても言う。
【読み方】
びんぼうひまなし
【意味】
暮らしに追われている貧乏人は仕事以外の生活を楽しむ余裕がなく、忙しい毎日を送っているということ。貧しくなくても、忙しい人が謙遜して言う場合が多い。
【語源・由来】
「江戸いろはかるた」の一つ。
【英語訳】
No rest for the wicked.
Poor men have no leisure.
Poverty leaves no leisure
A poor man has no time to spare.
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「貧乏暇なし」の使い方
今朝、父さんに「父さんは新聞を読む時間もないくらい、貧乏暇なしだ。お前はお金持ちになれ」って言われたんだ。
へえ。お金持ちってどうやったらなれるのかしら?
どこからがお金持ちとするかってことも問題だよね。
そうねえ。とりあえず、新聞を購読できて、それを読む時間があるくらいなお金持ちを目指したらどうかしら。
「貧乏暇なし」の例文
- 貧乏暇なしというが、彼はおにぎりを座って食べる時間もないくらいあわただしい毎日を送っている。
- 貧乏暇なしというように、この日焼けはハワイじゃないですよ、接待ゴルフ焼けで、休みなしですよ。
- 僕も君のようにどこかに旅行に行きたいとは思うのだが、貧乏暇なしでね。
- 一度お訪ねしなければならないと思いながら、貧乏暇なしで、ついつい失礼のまま日を送ってしまいました。
- 貧乏暇なしと昔の人も言っていたが、本当に毎日忙しく働いているのに、お金が少ないままなのが不思議である。
- 貧乏暇なしというけれど、お金持ちも、今、ある収入をどう増やすか、遊んでる時も、この遊び相手はビジネスパートーナーになりうるかと常に考えているから忙しいんだよ。