「罷士は伍無く罷女は家無し」の意味（出典）
【ことわざ】
罷士は伍無く罷女は家無し
【読み方】
ひしはごなくひじょはいえなし
【意味】
疲れた兵士たちは隊列を組めず、道に反する女は家庭を持てない。
「罷士」は、疲れた兵士。「伍」は、隊伍。縦横にきちんと並んだ隊列の組。「罷女」は、道義にそむく女。
ほうほう、なかなか厳しい言葉やなあ。つまり、「疲れて隊列を守れへん兵士は兵士としての役割を果たせへんし、道を外れた行動をする女性は家庭を築くことができへん」ってことかいな。それぞれの立場で守るべきルールや責任を果たさないと、その立場を失うっていう警告やね。
今の時代に当てはめて考えると、どんな立場にあっても、責任感を持って行動することの大切さを教えてくれてるんやな。
【出典】
「管子」
【スポンサーリンク】
「罷士は伍無く罷女は家無し」の解説
カンタン！解説
「罷士は伍無く罷女は家無し」っていう言葉は、それぞれの役割や立場において本来守るべき規範や秩序から逸脱した場合、その結果として正常な社会生活を送ることが難しくなるという意味を持っているんだよ。ここで言う「罷士」は疲れ切って秩序を守れなくなった兵士のことで、「伍」は軍隊における隊列や組織を意味しているんだ。つまり、兵士が疲れ果てて隊列を組むことができなくなると、その兵士はもはや軍隊の一員として機能しなくなるってわけ。
一方、「罷女」は道徳や社会の規範に反する行動を取る女性のことを指していて、「家」とは文字通り家庭のことだけではなく、社会における彼女の立場や居場所を象徴しているんだ。つまり、規範に反する行動を取ることで、その女性は社会的な結びつきや家庭を持つことが難しくなるってことを表しているんだよ。
この言葉は、社会生活において規範や秩序を守ることの重要性を説いているんだね。個人が自己の役割や責任から逸脱すると、それは個人のみならず周囲の人々にも悪影響を及ぼすという警鐘を鳴らしているんだ。だから、自分の行動が周りの人や社会全体にどのような影響を与えるかを常に意識することが大切だってことを伝えているんだよ。
「罷士は伍無く罷女は家無し」の使い方
健太くんは、本当に好き勝手やりたい放題ね。
人生短いから、やりたいことをやらないとね。
罷士は伍無く罷女は家無しって知ってる？それぞれの場所で役割を全うできなければ、所属や安定を失うってこと。
この世に生まれたからには何か役割があるはず。好き勝手やってないで、それを全うしないといけないんだね。
【スポンサーリンク】
「罷士は伍無く罷女は家無し」の例文
- 若いころはロックの精神で反発ばかりしていたが、年を取ってからは罷士は伍無く罷女は家無しと痛感し社会への順応を試みた。
- 彼女は常に伝統に背いていたが、友人から罷士は伍無く罷女は家無しという言葉を聞きいたく反省した。
- 先生が生徒に罷士は伍無く罷女は家無しと語りかけ、社会のルールを学びそれに従う重要性を強調した。
- 社会から逸脱しようとする者への警告として、罷士は伍無く罷女は家無しという言葉がしばしば使われる。
- 罷士は伍無く罷女は家無しという言葉を知り、彼は自分の今の選択が将来へどのような影響を及ぼすか深く考えるようになった。
著書
posted with カエレバ
逆引き検索
この表現は、それぞれの立場で求められる責任や規範から外れた時、その立場を保つことができなくなるという警告を含んでいるんだよ。