「人の牛蒡で法事する」の意味(類義語)
【ことわざ】
人の牛蒡で法事する
【読み方】
ひとのごぼうでほうじする
【意味】
人の世話を焼くより、まず自分の事をしっかりせよということ。
なるほどなあ。つまり、自分のポケットは痛まずに、人のものを上手いこと利用して、自分のしなきゃいけないことを済ませるってわけやな。ちょっとズルいけど、賢いやり方やなって思うかもしれへんね。
でも、これって結局、自分の物を使わないで人に頼るってことやから、ちゃんと自分のものでやるのが一番ええって教えてくれてる気がするわ。
【類義語】
・人の褌で相撲を取る
・他人の念仏で極楽詣り
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「人の牛蒡で法事する」の解説
カンタン!解説
「人の牛蒡で法事する」っていうことわざはね、他の人のものを使って、自分がするべきことを済ませるっていう意味なんだよ。
例えばね、誰かが遊びに来た時に、お菓子を持ってきてくれたとしよう。そのお菓子をそのまま、次に来た別の友達に出して、「見てみて、僕が用意したんだよ」って言うようなものだよ。実際には自分が用意したわけじゃないけど、他の人が持ってきたものを使って、自分がいいことをしたみたいにするんだね。
このことわざは、本当には自分のものじゃないけど、他の人のものを使って、自分の義理や役割を果たしていることを指しているんだよ。だから、人のものを借りて自分のことを済ませるっていう意味があるんだね。
「人の牛蒡で法事する」の使い方
ねえ、次の授業のプレゼン、もう準備できた?
実はね、昨日、Cさんがそのテーマについての研究を見せてくれて、その資料を使わせてもらうことになったんだ。
えっ、まさに人の牛蒡で法事するじゃん。自分のプレゼンを他人の研究でこなそうとして。
そう言われればそうかも。でも、Cさんも資料を共有してくれるって快く言ってくれたから、お互いにメリットがあるんだよ。
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「人の牛蒡で法事する」の例文
- 山田さんは、会社のプリンターで自分の娘の結婚式の招待状を印刷した。まさに人の牛蒡で法事する行為だ。
- あいつはいつも他人のアイデアをパクって、自分の成果として上司に報告するんだ。完全に人の牛蒡で法事するタイプの人間だよ。
- 近所の奥さんが、私の庭の花を勝手に摘んで、自分の家の来客をもてなしたそうだ。人の牛蒡で法事するにも程がある。
- 田中さんがプロジェクトの成功のために借りた資料を、佐藤さんが自分のプレゼンテーションで使っていた。まるで人の牛蒡で法事するような行動だ。
- 彼女は友人の高級な服を借りてパーティーに出席し、みんなから褒められた。それって、人の牛蒡で法事するの典型例だね。
つまり、自分のものを使わずに、他人のものを借りて何かをする、という意味なんだよ。