【ことわざ】
人を射んとせば先ず馬を射よ
【読み方】
ひとをいんとせばまずうまをいよ
【意味】
敵将を討ち取ろうと思ったら、まずその敵将の乗っている馬を射倒せということで、目標に直接ぶつからずに周囲から攻略するほうが効果的だという意味。
【語源・由来】
「杜甫」の詩「前出塞九首」に「弓を挽かんとせば当に強きを挽くべし、箭を用いんとせば当に長きを用うべし、人を射んとせば先ず馬を射よ、敵を擒にせんとせば先ず王を擒にせよ」とあるのに基づく。
【類義語】
・王を虜にせんと思わば先ず馬を射よ
・将を射んと欲すれば先ず馬を射よ
・外堀を埋める
【英語訳】
He that would the daughter win must with the mother first begin.
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「人を射んとせば先ず馬を射よ」の使い方
ともこちゃんと将来結婚したい人は、人を射んとせばまず馬を射よというように、ともこちゃんのお兄さんと仲良くならないとだめだよね。
お兄ちゃんは、私が健太くんと一緒に学校から帰ってくることも気に入らないからね。
それは、怖いな。勘違いされていないと良いけど。
大丈夫。お兄ちゃんが、結婚相手に健太を選ぶ人がいるのかなって言っていたから、そうねって言っておいたの。
「人を射んとせば先ず馬を射よ」の例文
- 人を射んとせば先ず馬を射よという言葉のように彼を仲間に入れたいなら、彼の親友を取り込めばいい。
- 人を射んとせば先ず馬を射よというように、彼女と友達になりたいなら、ともこちゃんと仲良くなったら近道だよ。
- 人を射んとせば先ず馬を射よというように、彼女のお父さんとゴルフを通じて仲良くなり、結婚への一歩とした。
- 人を射んとせば先ず馬を射よというように、彼と仕事がしたいなら、彼の妹にケーキを買ってあげたら取り次いでくれるよ。
- 人を射んとせば先ず馬を射よという言葉通り、彼を引き抜きたいなら、彼が一番信頼している彼女をまず引き抜くべきだ。