「非細工の小刀減らし」の意味
【ことわざ】
非細工の小刀減らし
【読み方】
ひざいくのこがたなへらし
【意味】
細工が下手なので、小刀をすりへらすばかりである。労力に比べて成果があがらないことのたとえ。むだな骨折り。
「非細工の小刀減らし」ということわざは、技術が不足しているために、努力するだけで実際には何の成果も得られないという意味を持っているんだよ。
あ、そっか。つまり、「どんなにがんばっても技術がないと、結果は出ないってことやね。小刀を使ってもうまくいかへんのは、ただ小刀をダメにしてるだけってことかいな。」ってことか。
努力は大切やけど、それに見合ったスキルや知識も必要やってことやな。
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「非細工の小刀減らし」の解説
カンタン!解説
「非細工の小刀減らし」という言葉は、下手な人が何かを作ろうとしても、上手くいかずに道具だけを無駄に消耗してしまうっていう意味なんだよ。ここで言う「非細工」とは、技術や腕前が下手なこと。小刀とは、木を削ったり彫ったりする時に使う刃物のことだね。このことわざでは、下手な人が小刀を使って何かを作ろうとしても、結局は小刀を痛めるだけで、期待したような成果は得られないという話をしているんだ。
この言葉からは、「努力や時間をかけても、技術や知識が足りないと無駄に終わってしまうことがある」という教訓を学ぶことができるね。つまり、何かを始める前に、そのための技術や知識を身につけることの大切さを教えてくれているんだ。
例えば、料理をする時にレシピも見ずに適当に作ったら、材料を無駄にしてしまうことがあるよね。また、勉強でも、基礎がしっかりしていないと、どんなに時間をかけても成績が上がらないことがある。このように、「非細工の小刀減らし」は、ただ時間や労力をかけるだけではなく、うまくいくためには適切な準備や学びが必要だということを伝えてくれているんだよ。
「非細工の小刀減らし」の使い方
この企画、3週間もかかってるけど全然進展がないね。
まさに非細工の小刀減らしね。
努力のわりには成果が出ていないよね。もっと効率的な方法がないかな。
ここからが正念場ね。
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「非細工の小刀減らし」の例文
- 彼は一日がかりで報告書を作っているが、その内容はスカスカで非細工の小刀減らしの状況だ。
- 朝早く起きて数時間も化粧に時間を費やしているが、不自然に見えて非細工の小刀減らしのようだ。
- 時間と労力を費やして練習したにもかかわらず、彼のピアノの腕前は上達せず、非細工の小刀減らしの典型例だ。
- 徹夜して企画を考えたが上司が納得するレベルに至らず、非細工の小刀減らしだった。
- 彼は自己研鑽に多くの時間を費やしているが人生が好転する様子はない。すべてが非細工の小刀減らしとしか言いようがない。