「肘鉄砲を食わせる」の意味(語源由来・英語訳)
【ことわざ】
肘鉄砲を食わせる
【読み方】
ひじでっぽうをくわせる
【意味】
誘った相手から拒絶されることのたとえ。
ちょっとキツイけど、はっきり自分の意思を示すときに使う言葉やね。
【語源・由来】
相手にひじでどんとつつかれて、押しのけられることが由来。
引っ張られた着物の袖を、ぽんと突き放すこと。
【英語訳】
I was met by a flat refusal met by a square rebuff.
He made love to her,and got rejected got a rebuff.
「肘鉄砲を食わせる」の解説
「肘鉄砲を食わせる」という表現は、直接的には、相手を肘で突きのける動作を意味するけど、もっと一般的には、相手の提案や誘いを断固として拒否することを表しているんだ。
この言葉は、物理的な意味だけでなく、比喩的にも使われることが多いよ。たとえば、誰かがデートに誘ってきたけれど、全く興味がない場合にその誘いを断る様子を、「肘鉄砲を食わせた」と表現することがある。また、ビジネスの場で不利な提案を断る際にも使われることがあるね。
この表現は、相手に直接的で強い方法で「ノー」と言うことを強調しており、ただ単に断るのではなく、はっきりと拒絶する様子を描いているんだ。これは、自分の意志を明確に示すために用いられることが多い表現なんだよ。
「肘鉄砲を食わせる」の使い方
もし良かったら、デートして欲しいと思っているのだけれど。
「肘鉄砲を食わせる」の例文
- ずっと気になっていた隣のクラスの女の子を映画に誘ったけれど、あなたのことは知らないからと肘鉄砲を食ってしまった。
- お客様だと思って接していたけれど、急に旅行に誘われたものだから肘鉄砲を食わせてしまったわ。
- 前からとても好意的だと感じていた女の子に、デートを申し込んだけれど肘鉄砲を食ってしまった。
- 兄は思いを寄せていた女の子を勉強会に誘ったけれど、どうやら肘鉄砲を食わされたようだ。
- 昔父は母をデートに誘っても、何度も肘鉄砲を食わされたらしい。それでもあきらめなかったなんて、信じられないことだ。
まとめ
相手のことを素敵だと思うことや、思いを寄せることは誰にでも経験があるのではないでしょうか。
相手をもっと知りたいと思ったり、もっと親しくなりたいと思ったりすることもありますね。
しかし、自分の気持ちばかりを相手に押し付けてしまうことで、肘鉄砲を食らうことのないように気を付けなければなりませんね。
これは、直接的な肉体的アクションを示すだけでなく、比喩的にも強い拒絶の意志を表す言葉として使われるよ。