「細行を矜まざれば、終に大徳を累わす」の意味(出典)
【ことわざ】
細行を矜まざれば、終に大徳を累わす
【読み方】
さいこうをつつしまざれば、ついにだいとくをわずらわす
【意味】
些細なことでも慎重にしなければ、その人の徳を損なう結果になるということ。
ちょっとしたことでも、ほんまに気をつけなあかんってことが、昔の人たちも感じてたんやな。大切なことやね、これは。
【出典】
「書経」
「細行を矜まざれば、終に大徳を累わす」の解説
「細行を矜まざれば終に大徳を累わす」という言葉は、「書経」の中の「旅獒」から来ているんだよ。この言葉の意味は、小さなことでも注意深く、真剣に取り組まないと、その結果、その人の良いところや価値、つまり「徳」に悪い影響をもたらすことがあるっていうこと。
簡単に言うと、小さな失敗や怠慢が、長い目で見ると、その人の全体の良さや評価を下げることがあるという警告なんだ。だから、日常の小さな行動や態度でも、しっかりと注意して、最善を尽くすことが大切だよ。
これは、小さなことでも真剣に取り組むことの大切さを教えてくれる言葉だね。
「細行を矜まざれば、終に大徳を累わす」の使い方
「細行を矜まざれば、終に大徳を累わす」の例文
- ノリでアップした動画が大炎上し、細行を矜まざれば、終に大徳を累わすように退学せざるを得なくなった。
- 軽はずみな発言が細行を矜まざれば、終に大徳を累わすごとく、その後の人生に影を落とす。
- 若気の至りですべて許されると思ってはいけない。細行を矜まざれば、終に大徳を累わすだ。
- 修学旅行のハイテンションで美術館の作品を壊し、細行を矜まざれば、終に大徳を累わすことになりかけた。
- やる方からすればちょっとした落書きでも、国宝への落書きは文化財保護法違反になり細行を矜まざれば、終に大徳を累わす。