「踏んだり蹴ったり」の意味(語源由来・類義語・英語訳)
【ことわざ】
踏んだり蹴ったり
【読み方】
ふんだりけったり
【意味】
重ね重ねひどい目にあう事。また、何度もひどい目にあう事。
そういう時は、ちょっと一息ついて、冷静に対処することが大事やな。
【語源・由来】
踏まれた上に蹴られるように、災難が続いて散々な目にあう事から。
【類義語】
・痛い上の針
・痛む上に塩を塗る
・落ち目に祟り目
・鬼は弱り目に乗る
・傷口に塩を塗る
・こけた上を踏まれる
・瘤の上の腫れ物
・転べば糞の上
・転んだ上を突き飛ばす
・損して恥かく
・頼む木の下に雨漏る
・泣きっ面に蜂
・不幸は単独では来ない
・痩子に蓮根
・病み足に腫れ足
・病む目につき目
・弱身につけこむ風の神
・弱り目に祟り目
【英語訳】
・Put not fire to fire.
・it never rains but it pours
・misfortunes never come singly
「踏んだり蹴ったり」の解説
「踏んだり蹴ったり」という言葉はね、一つの悪いことが起こったと思ったら、またすぐに別の悪いことが起こって、ずっとついてない状態が続くことを表しているんだよ。
たとえば、朝に遅刻しそうになって急いでいたら、雨が降ってきて濡れてしまい、さらにバスにも乗り遅れた、みたいな時に使う言葉なんだ。一つのトラブルが解決する前に次のトラブルが起こるような、本当に運がない時を言うんだよ。
この表現は、文字通りには「足で踏むこと」と「蹴ること」を意味していて、物事がどんどん悪くなっていく様子を、まるで足で踏まれたり蹴られたりするように表現しているんだね。
「踏んだり蹴ったり」の使い方
「踏んだり蹴ったり」の例文
- 先週は不運が続いて、踏んだり蹴ったりな1週間だった。
- 踏んだり蹴ったりで悪い事ばかり続くと、嫌になる。
- ただでさえ踏んだり蹴ったりな状況なのに、また何か悲報ですか。
まさに「災いが災いを呼ぶ」という状況で、次から次へと厄介な事が起こることを意味しているんだね。