【ことわざ】
落花枝に返らず、破鏡再び照らさず
【読み方】
らっかえだにかえらず、はきょうふたたびてらさず
【意味】
一度損なわれてしまったもとは、再び元に戻ることはないということ。
別れた夫婦や、こわれてしまった男女の仲は、二度と戻ることはないということ。
また、死んでしまった者は、二度と生き返らないということ。
【語源・由来】
地面に散ってしまった花は、元の枝に返ることはできないし、われてしまった鏡は再び物を写すことはできないということから。
【出典】
「景徳伝灯録」の「破鏡重ねて照らさず、落華枝に上り難し」
【類義語】
・破鏡再び照らさず(はきょうふたたびてらさず)
・破鏡重ねて照らさず、落花枝に上り難し(はきょうかさねててらさず、らっかえだにのぼりがたし)
・覆水盆に返らず(ふくすいぼんにかえらず)
【対義語】
・焼け木杭には火が付き易い(やけぼっくいにはひがつきやすい)
【英語訳】
What is lost is lost.
【スポンサーリンク】
「落花枝に返らず、破鏡再び照らさず」の使い方
昨日、叔母さんがうちに泊まりに来たんだけど、お母さんとむずかしい話をしていたよ。
なにかあったのかしら?
おじさんと、お別れをすることになったと、話しているのが聞こえたよ。
落花枝に返らず、破鏡再び照らさずということかもしれないわね。
「落花枝に返らず、破鏡再び照らさず」の例文
- 落花枝に返らず、破鏡再び照らさずというように、もうあなたと一緒に暮らすことはできないわ。
- どんなに悲しんでも。落花枝に返らず、破鏡再び照らさずというように、君とはもう会うことはできないんだね。
- ぼくがどれほど君のことを思っても、落花枝に返らず、破鏡再び照らさずとなってしまった。
まとめ
落花枝に返らず、破鏡再び照らさずというように、一度壊れてしまったものは、もう元には戻らないことが多いのかもしれませんね。
そのようにならないように、大切にしたいものですね。