「古川に水絶えず」の意味(語源由来・類義語・英語訳)
【ことわざ】
古川に水絶えず
【読み方】
ふるかわにみずたえず
【意味】
旧家は衰えてもそう簡単には潰れないということのたとえ。また、基盤がしっかりしているものは、衰えてきてもたやすく滅びないという事。
昔からの流れが続いてるから、何かしらの形でずっと存在し続けるってわけやね。
【語源・由来】
古い川は涸れたように見えても、川底では水の流れがいつまでも続いているように、古くからの旧家はたとえ没落したとしても昔を忍ばせるような財産や宝物などが残っているものだという事から。
【類義語】
・大川に水絶えず
・大鍋の底は撫でても三杯
・腐っても鯛
・長者の跡は三年味噌臭い
【英語訳】
・an old establishment never lacks for customers
・there is never a lack of water in an old river
・old beliefs and traditions persist in a nation or society
「古川に水絶えず」の解説
「古川に水絶えず」っていうことわざはね、昔からある家は、外から見ると弱っているように見えても、すぐにはなくなったりしないっていう意味なんだよ。
たとえばね、古い木の大きな家があったとするよ。その家は古くてちょっと古めかしいけれど、長い間たくさんの人が住んできて、色々な物や思い出がたくさん詰まっているんだ。だから、その家はすぐに壊れたり消えたりしないんだよ。これと同じで、歴史がある家族やグループも、外からは弱って見えても、簡単には無くならないということを表しているんだね。
「古川に水絶えず」の使い方
「古川に水絶えず」の例文
- 古川に水絶えずというように、あの老舗の和菓子屋はいつまでも潰れずにいる。
- 古川に水絶えずとはいえど、さすがにこの不景気であの会社もダメージを受けた事だろう。
- 心配しなくても、古川に水絶えずだから我々の組織が消滅する事はないだろう。
- 古川に水絶えずといわんばかりに、しぶとく反映してきた結果が今のこの現状である。
これは、旧家が一時的に衰えても完全には消えず、何らかの形で影響力を保つということを表しているんだね。