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「富貴なれば他人も合い、貧賤なれば親戚も離る」の意味(出典・類義語)
【ことわざ】
富貴なれば他人も合い、貧賤なれば親戚も離る
「富貴には他人集まり、貧賤には親戚も離る」ともいう。
【読み方】
ふうきなればたにんもかない、ひんせんなればしんせきもはなる
【意味】
人は損か得かで動くものだということ。人情が薄く変わりやすいことにもいう。富貴な人や高い地位の人のところには他人も集まるが、貧しいと血縁すら離れていくということ。
あちゃー、そやな。つまり「金持ち喧嘩せず、貧乏暇なし」ってやつやな。金と地位があるときは、よその人も寄ってくるけど、一旦困ったら、家族ですら背を向けることもあるってことや。
これって、人の気持ちがどんなに移り変わりやすいかを教えてくれてる言葉やな。
【出典】
「曹攄」の感旧
軽薄な人情の世の中で、故郷の人だけがあたたかい友情を保っていることを歌った詩の中の言葉。
【類義語】
・炎に付き寒に棄つ
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「富貴なれば他人も合い、貧賤なれば親戚も離る」の解説
カンタン!解説
「富貴なれば他人も合い、貧賤なれば親戚も離る」ということわざはね、お金があったり地位が高い人の周りにはたくさんの人が集まるけど、貧しい人や地位が低い人のところには、家族や親戚でさえも離れていってしまうという意味なんだよ。
たとえばね、とてもお金持ちの人が大きなパーティーを開くと、たくさんの人が集まってくるよね。でも、もし同じ人がお金をなくしたり、困っているときには、前に来ていた人たちが来なくなることもあるんだ。
このことわざは、人がお金や利益のために動くことが多いって教えているんだね。人々の気持ちは変わりやすく、誰かが上手くいっているときは近づいてくるけど、困っているときは離れていくことがあるっていう、ちょっと悲しい人間の性質を表しているんだよ。
「富貴なれば他人も合い、貧賤なれば親戚も離る」の使い方
最近、高橋くんがサッカー部のキャプテンになってから、すごく周りに人が集まるようになったよね。
うん、でも、前に佐藤くんが怪我でしばらく休んでた時、誰も見舞いに行かなかったのを覚えてる?
まさに富貴なれば他人も合い、貧賤なれば親戚も離るってやつだね。成功してるときはみんな寄ってくるけど、困ってるときは誰もいなくなるんだ。
本当に大切なのは、困った時にそばにいてくれる人たちだよね。
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「富貴なれば他人も合い、貧賤なれば親戚も離る」の例文
- 社長になってから突然親戚が集まってきたが、会社が倒産すると誰一人顔を見せなくなった。まさに富貴なれば他人も合い、貧賤なれば親戚も離るとはこのことだ。
- 彼は成功を収めた途端、かつての敵でさえ友だちのように振る舞い始めた。しかし、彼が破産すると、みんな瞬時に去っていった。富貴なれば他人も合い、貧賤なれば親戚も離るの言葉が頭をよぎった。
- 昔の友達が突然訪ねてきて、久しぶりに再会できたのは嬉しかったが、彼女が自分の昇進を知っていたことが明らかになり、関係が少し変わってしまった。富貴なれば他人も合い、貧賤なれば親戚も離るのことわざを思い出す。
- 彼が有名企業のCEOに就任すると、以前は見向きもされなかった人々が彼の周りに集まり始めた。彼の地位が下がると、これらの人々は一斉に離れていった。富貴なれば他人も合い、貧賤なれば親戚も離るという言葉が現実となった。
- 起業が成功してからは多くの投資家が彼に近づき、彼のビジネスはさらに拡大した。しかし、一度失敗が報じられると、これらの支援者はすぐに手のひらを返すかのように彼から距離を置いた。富貴なれば他人も合い、貧賤なれば親戚も離るという現象を目の当たりにした。
豊かで地位が高い人のもとには多くの人が集まるけれど、貧しくなると、時には親戚でさえも離れていってしまうことがあると教えているんだよ。