「一念天に通ず」の意味(類義語・英語)
【ことわざ】
一念天に通ず
【読み方】
いちねんてんにつうず
【意味】
物事に精励してたゆまぬことで、その思いが天に通じ、いかなることもなしとげられること。
なんか神聖やな、このことわざ。天まで届くぐらいの強い意志を持てば、なんでもできるんやな。
【類義語】
・蟻の思いも天に届く
・思う念力岩をも徹す
・一念岩をも通す
・石に立つ矢
・精神一到何事か成らざらん
【英語】
Care and diligence bring luck.
「一念天に通ず」の解説
「一念天に通ず」っていうことわざはね、自分が何かを絶対に成し遂げたいっていうすごく強い思いがあれば、その思いは天まで届いて、きっとその目標を達成できるよっていう意味なんだよ。
たとえばね、本当に難しいテストに合格したい、すごく高い山に登りたいとか、難しいピアノの曲を弾けるようになりたいとか、そういう目標があるとするね。それを達成するのはとても大変だけど、その目標を絶対に達成したいと思う強い信念があれば、それは天まで届くんだよ。
このことわざは、「一念」つまり一つの強い思い、「天に通ず」つまり天まで届く、という意味を合わせたものだよ。「一念天に通ず」っていうのは、自分が強く何かを思って行動すれば、その思いは天まで届いて、目標を必ず達成できるようになるっていうことを教えているんだよね。
だから、目標に向かって大変な時でも、このことわざを思い出して、自分の信念をしっかり持って頑張ってほしいな。
「一念天に通ず」の使い方
「一念天に通ず」の例文
- 一念天に通ず、皆さんの努力が認められたのです。よくできました。
- 何度も挫折(ざせつ)しそうになったが、一念天に通ず、ついに1部上場(いちぶじょうじょう)をはたした。
- 苦労に苦労を重ねた結果、一念天に通ず、神様はちゃんと見ているんだね。
- 一念天に通すといえども、他力本願(たりきほんがん)では何も進まない。
まとめ
実業家で京セラ・第二電電(現在のKDDI)の創業者。日本航空を立て直した稲盛和夫(いなもり かずお)さんの言葉がこのことわざの意味にピッタリだと思いますのでご紹介しましょう。「強い思い、情熱とは、寝ても覚めても、24時間、そのことを考えている状態。自分自身の成功への情熱と呼べるほどの強い思いが、成功への鍵。」。京セラ創業当時のご苦労された話や将来の通信産業を見据えた事業展開などは、まさにこの言葉の中にすべて表現されています。