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【一将功成りて万骨枯る】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語・英語訳)

一将功成りて万骨枯る

【故事成語】
一将功成りて万骨枯る

「功成りて」は「功成って」ともいう。

【読み方】
いっしょうこうなりてばんこつかる

【意味】
一人の将軍の輝かしい功名の陰には、幾万の兵が屍を戦場にさらした結果である。功績が上層の幹部のみに帰せられ、その下で犠牲になって働いた多くの人々が顧みられないことを嘆く語。

縁の下の力持ちになっている人を忘れるなという戒め。

【語源・由来】
曹松「己亥歳」から。

【類義語】
小の虫を殺して大の虫を助ける

【英語訳】
It is the blood of the soldiers that makes the general great.

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「一将功成りて万骨枯る」の使い方

健太
あいつはひどいよ!
ともこ
健太くん、なにかあったの?
健太
夏休みにみんなで協力して自由研究をしたのに、あいつは自分だけのものだと発表して、先生に褒められていたんだ。
ともこ
まあ、一将功成りて万骨枯るだったのね。

「一将功成りて万骨枯る」の例文

  1. みんなで協力して企画した計画だったのに、成功したら部長は自分だけの手柄にするなんて、一将功成りて万骨枯るじゃないか。
  2. たくさんの人があの作品を作るために力を貸したけれど、彼は自分の作品だと発表して賞をもらったなんて、一将功成りて万骨枯るだよ。
  3. あの会社の社長は、一将功成りて万骨枯るというらしくて、たくさんの社員が会社をリストラされているようだよ。
  4. あれほど協力したけれど、部下のことを無視して自分だけ受賞するなんて、一将功成りて万骨枯るとはこのことをいうのか。
  5. 社長は自分が苦労をして会社を大きくしたと話していたけれど、一将功成りて万骨枯るというように、どれほどの犠牲があったかわからない。

まとめ

一人だけの力で大きな成功をおさめるということは、なかなかむずかしいことではないでしょうか。
どこかで助けられていたり、協力してもらったりしたことによって、成功につながっているかもしれません。
感謝の気持ちを忘れずに暮らしたいものですね。


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