「城下の盟」の意味(出典)
【ことわざ】
城下の盟
【読み方】
じょうかのめい
「盟」は、「ちかい」とも読む。
【意味】敵に包囲され降伏し、城壁の下で結ばれる最も屈辱とされる講和条約のこと。敵の城下に攻め入り講和の盟約を結ぶこと。
「城下」は、城壁の下。「盟」は、約束、誓い。
へぇ、それは深刻な状況を表す言葉やね。つまり、「敵に首都を包囲されて、屈辱的な条件で降伏すること」を意味してるんやな。とても不利な状況に置かれて、仕方なく降伏することを表してるんや。敵に圧倒されて、抵抗できない状態やってことやね。
戦争や紛争の場面で使われる、屈辱的な降伏を表す言葉やな。非常に厳しい状況や、弱い立場に追い込まれた時の選択を表してるんやね。
【出典】
「春秋左氏伝」
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「城下の盟」の解説
カンタン!解説
「城下の盟」という言葉は、「春秋左伝伝」に記されている故事から来ていて、敵に首都まで攻め入られてしまった状況で行う屈辱的な降伏の約束を意味しているんだよ。この表現は、非常に不利な立場に立たされたときに、仕方なく結ぶ和平協定や降伏の契約を指しているんだね。
「城下の盟」は、文字通りには敵の軍隊が城の下まで来ている状況、つまり非常に厳しい状況下で結ばれる約束を表しているんだ。これは、交渉や協定が、圧倒的に不利な立場から強いられることを示しているんだよ。
たとえば、ビジネスで大きな損失を被り、競争相手に対して不利な条件で合意をしなければならない場合などが「城下の盟」の例と言えるね。この言葉は、非常に困難な状況下で強制される和平や降伏、合意のことを示していて、そのような状況がいかに屈辱的であるかを教えてくれているんだ。
「城下の盟」の使い方
あの戦争では不本意な城下の盟を結んだんだよね。
おかげでまだ完全に自由になったわけではないわよね。
まだ敵国の支配下にあるね。
戦争を仕掛けたんだから自業自得なんだけどね。戦争って駄目よね。
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「城下の盟」の例文
- 敵軍が降伏したので、城下の盟を結ぶ。
- 圧倒的な力の差で相手を屈服させ、城下の盟を交わす。
- 歴代の王に申し訳が立たない。城下の盟を結ぶとはなんと屈辱的なことか。
- 相手が降参するまで手を緩めず攻め、城下の盟を誓わせる。
- これ以上国民の犠牲を増やすわけにはいかないので、城下の盟を結ぶ。
非常に不利な立場に追い込まれて、やむを得ず敵に降伏することを意味しているんだね。