【ことわざ】
犬猿の仲
【読み方】
けんえんのなか
【意味】
とても仲が悪いこと。
【語源・由来】
犬と猿は、仲が悪いといわれていることから。
【類義語】
・犬と猿
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「犬猿の仲」の使い方
ともこちゃんのお父さんと僕のお父さんは犬猿の仲だから、二人は絶対に結婚できないね。
何を突然に言い出すのかと思ったら、犬猿の仲でなくても健太くんとは結婚しないわよ。
ええっ。そりゃあ、今は、お互いにそんな気持ちがないかもしれないけれども、僕が大人になり、良い男になったら、わからないじゃないか。
いいえ。はっきり未来が見えます。
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「犬猿の仲」の例文
- 事情を詳しく聞かなくても、二人が犬猿の仲であることは、二人の距離感から容易に想像できた。
- 徳川家康の時代に入ってから為信は家康に属して関ヶ原の戦いに参陣し、津軽氏は江戸時代も大名弘前藩として生き抜いたがそれ 以降、弘前藩と南部氏盛岡藩は犬猿の仲となり、双方の対立が始まった。。
- 同じイスラム勢力の中でも、シーア派とスンニー派は昔から犬猿の仲で、内戦に色濃く影響を与えている。
- 鈴木くんと高橋さんは犬猿の仲だとみんな思っていたのに、なんと結婚するそうだ。
- 最悪の出会いのせいでお互いに犬猿の仲になった僕と彼女だが、彼女は親が勝手に決めた許婚だったらしい。
「犬猿の仲」の文学作品などの用例
酒飲みで遊び好きの三馬は、またよく人と争い、人を罵って、当時の有名な京伝、馬琴ばきんなどの文壇人とも交際がなかった。ことに曲亭とは犬猿の仲であった。(林不忘の仇討たれ戯作より)