「堅白同異の弁」の意味(出典・類義語)
【ことわざ】
堅白同異の弁
「堅白同異」ともいう。
【読み方】けんぱくどういのべん
【意味】
こじつけや詭弁のこと。
ええっと、それって言うてみれば、「変な理屈をこじつけて説明しようとする」みたいなことやな。
公孫竜って人が昔の中国で言い出した考え方やけど、まあ簡単に言うと「ちょっと変わった論理」みたいなもんか。ちゃんとした根拠がないのに、あれこれと言い訳をするスタイルやな。
【出典】
「史記」
中国戦国時代、趙の公孫竜が唱えた話。目で見ると白いことはわかるが堅いことはわからない。手でさわると堅いことはわかるが色はわからない。だから堅い石と白い石という概念は、それぞれ成立するが、両者は別のもので堅くて白い石の存在は同時には説明できないという論法。
【類義語】
・白馬は馬に非ず
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「堅白同異の弁」の解説
カンタン!解説
「堅白同異の弁」っていうのは、ちょっと変わった、または意味が取りづらい論理のことを指すんだよ。昔の中国の時代に、趙の国の公孫竜っていう人がこの変わった考え方を紹介したんだ。
彼の考えは、例えば「固くて白い石」を考えてみてね。目でこの石を見た時、白さはわかるけど、固いかどうかは分からないよね。でも、手でその石を触れば、固さは感じるけど、白さは感じることはできない。だから、公孫竜は「固いこと」と「白いこと」は同時には理解できないって言ったんだ。
この話を読むと「え?何それ?」って思うかもしれないけど、実はこの考え方は、ちょっと変わった論理を使って物事を考える方法として知られているんだ。この話は、昔の中国の有名な本『史記』に書かれているんだよ。
「堅白同異の弁」の使い方
未来を予知できる人がいるんだって。
あれって堅白同異の弁よね。あとから何とでも言えるように曖昧な予言にしてあるんだもん。
そういうからくりだったのか。
本当に未来が見えるならはっきり言えるはずよ。
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「堅白同異の弁」の例文
- 堅白同異の弁を用いる彼と話すのは面倒くさい。
- 相手を言い負かすために堅白同異の弁を使う人は、性格が悪いとしか言いようがない。
- 多数派だから正しいというのは堅白同異の弁で、同調圧力の結果かもしれないということを考慮すべきだ。
- 間違っているのに正しいと強引に思わせるような堅白同異の弁が嫌いだ。
- 彼が言うことには全く根拠がなく堅白同異の弁だ。
古代の中国、戦国時代に趙の国の公孫竜という人がこの考え方を提唱したのだ。