【ことわざ】
狐其の尾を濡らす
【読み方】
きつねそのおをぬらす
【意味】
初めは簡単でも終わりは困難であること。
懸命に物事を行うも、最後に軽率なことをして失敗することのたとえ。
【出典】『易経』「戦国策」
【語源・由来】
弱い子狐が川を渡るとき、最初は尾を濡らさないように尾を上げ気を付けるが、最後には力尽きて濡らしてしまうことから。
【スポンサーリンク】
「狐其の尾を濡らす」の使い方
これは思ったより簡単だね。
狐其の尾を濡らすというわよ。最後まで油断しないで。
このまま順調に終わるんじゃない?
そううまくいかないのが世の中というものよ。
「狐其の尾を濡らす」の例文
- あと一歩だったのに、うかつな健太くんのせいで狐其の尾を濡らし失敗となった。
- 狐其の尾を濡らすことのないよう、最後まで気を抜かない。
- 成功を見届けるまで気を緩めない。狐其の尾を濡らすというから最後まで何があるか分からない。
- 最後の最後で集中力が切れてしまったことで、狐其の尾を濡らし成し遂げることができなかった。
- ゴールが見えて安心してしまい、狐其の尾を濡らす。