「恋は思案の外」の意味(類義語)
【ことわざ】
恋は思案の外
「色は思案の外」ともいう。
【読み方】
こいはしあんのほか
【意味】
恋は理性を失わせる。恋の成行きは常識外で理性でおしはかることはできない。
ああ、つまり恋ってのは、どんなに頭で考えても、完全に理解するのは難しいってことやな。
感情ってのは分からん部分も多いから、恋もそんな感じやね。恋ってホンマに不思議やわ〜。
【類義語】
・恋は曲者
・恋は闇
・鯉の山には孔子の倒れ
・恋は盲目
・恋は人の外
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「恋は思案の外」の解説
カンタン!解説
「恋は思案の外」という言葉は、恋って頭で考えるよりも、感情が先に動いてしまうものだから、理屈や常識ではうまく説明できない、っていう意味だよ。
「思案」というのは、頭でよく考えることや、理性的に物事を考えることを指すんだ。でも、この言葉が示しているように、恋愛って感情が先行するもので、頭で考える前に、心が動いてしまうことがよくあるんだよ。
例えば、好きな人の前では、普段とは違う行動をしてしまったり、理屈では説明できない気持ちになったりすることがあるよね。それは、恋が感情や直感に基づいて動いてしまうから。この言葉は、そういった恋愛の不思議さや予測不可能な部分を表しているんだね。
「恋は思案の外」の使い方
健太くん。恋は思案の外というけど、勉強がおろそかになっているわよ。
恋も人生の勉強だよ。
それにしたってのめり込み過ぎよ。
彼女と付き合いためなら人生無駄にしても良いんだ。
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「恋は思案の外」の例文
- 恋は盲目とか恋は思案の外というが、彼女はいったん立ち止まって冷静になった方が良い。
- 恋は思案の外だから、理性でどうこうできるものではなくこの世から不倫が無くならない。
- 恋がストーキングや殺人に発展することがあるが、恋は思案の外で分別を失わせる。
- 恋は思案の外なので、常識の枠から外れおもしろおかしく小説のネタにされやすい。
- 恋は思案の外というが、まさか彼女を追って海外にまで行くとは驚きだ。
「恋は思案の外」の文学作品などの用例
色恋というものは、思案のほかのものだ。肉体というものは、まことに悲しいものなのである。(坂口安吾のジロリの女より)
つまり、恋は普通の考えや理性を超えてしまうものなんだ。