「衣の袖から鎧が見える」の意味(語源由来)
【ことわざ】
衣の袖から鎧が見える
【読み方】
ころものそでからよろいがみえる
【意味】
うわべを取り繕うも本音がちらつくこと。また、表面は穏やかそうでも陰では武力で押さえつけるような動きをちらつかせること。
「衣の袖から鎧が見える」ということわざは、表面上は平和的な態度を見せているけれど、内心は戦闘的な姿勢を隠している、という意味だよ。
なるほどぉ、それはまるで「にこにこしながらも、背後にナイフを持ってる」みたいな感じやな。
外見だけ見ても、その人の真意は分からんことがあるから、ちゃんと相手を観察することが大切やね。これは、人の心の裏側に気をつけて、油断せんようにと教えてくれることわざやな。
【語源・由来】
僧衣の袖口から下に着けている鎧の端がのぞいて見えることから。
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「衣の袖から鎧が見える」の解説
カンタン!解説
「衣の袖から鎧が見える」っていう言葉はね、表面的には優しくて平和的に見えるけど、実は裏で強引なことをしようとか、ちょっと強気なことを考えている、っていう意味なんだ。
例えば、友達が「大丈夫、どんなことでも話してごらん」と言って聞いてくれる風を装っているけど、その後ろめたい様子や、何か隠しているような様子から、実は何か他のことを考えているかも?って思うときとかね。
この言葉の由来は、昔の物語『平家物語』からきていて、平清盛という大物武将が、他の人に気付かれないように鎧を着て、その上からお坊さんのような服を着て隠していたんだけど、その服の袖からちょっと鎧が見えてしまって、本当の目的がばれちゃったっていう話から来てるんだ。
だから、このことわざは、「本当の気持ちや考えがちょっと見えちゃっているよ」ということを指摘するときに使われるんだよ。
「衣の袖から鎧が見える」の使い方
あの営業マンは信用できないな。
良い人そうなのに衣の袖から鎧が見えるわよね。
表面的には丁寧な言葉遣いなんだけど、ちょいちょい脅してくるんだよね。
一番怖いタイプね。
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「衣の袖から鎧が見える」の例文
- 穏やかそうに見えるも衣の袖から鎧が見え、屈服しかける。
- 顔は笑っているが、衣の袖から鎧が見えこわい。
- 衣の袖から鎧が見え隠れして、彼の主張をのまざるを得ない気持ちにさせられる。
- 口調は優しげだが、衣の袖から鎧が見える。
- 満面の笑みで和やかな雰囲気だったが、時折衣の袖から鎧が見える。