【ことわざ】
骨肉相食む
「骨肉相争う」ともいう。
【読み方】
こつにくあいはむ
【意味】
肉親どうしが争う。
【語源・由来】
「骨肉」は、骨と肉のように離れられないものの意で、親子・兄弟など、直接に血のつながりのある者をいう。
「はむ」は、害する、損なうの意。
【類義語】
・兄弟牆に鬩ぐ
・骨肉の争い
・血で血を洗う
【英語訳】
There is a strife among the same flesh and blood.
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「骨肉相食む」の使い方
今、歴史で源氏の一族が出てきたんだけど、兄弟で骨肉相食んで弟がとてもかわいそうなの。
ああ、いつも通り授業は聞いていなかったけど、有名だから僕でも知っているよ。義経と頼朝のお話だよね。僕は骨肉相食む関係になるような家に生まれなくてよかったよ。
健太くんは、お兄ちゃんと双子のように仲良しだものね。とてもうらやましいわ。
僕は兄さんどころか、人類みな兄弟と思っているから、みんなと仲良しさ
「骨肉相食む」の例文
- となりの家では、父は子を憎み、子は父に背き、骨肉相食む畜生道まっしぐらな争いをしていて、僕はそれを目の当たりにした。
- 夫婦で、どちらが豆腐を買いに行くかでもめていただけだったのに、骨肉相食む争いの様相を呈してきた。
- 男ばかり4人兄弟で育ったので、家ですき焼きをするたびに、骨肉相食む戦いが繰り広げられていた。
- これ以降、水戸家での近親者同士の争いは減ったが。諸藩ではまだ、骨肉相食むところがあった。
「骨肉相食む」の文学作品などの用例
見よ、父は子を憎み、子は父に背いて、骨肉相食むの畜生道は眼のあたりじゃ。(岡本綺堂の小坂部姫より)