目次
「米食った犬が叩かれずに糠食った犬が叩かれる」の意味（類義語）
【ことわざ】
米食った犬が叩かれずに糠食った犬が叩かれる
【読み方】
こめくったいぬがたたかれずにぬかくったいぬがたたかれる
【意味】
大きな不正をしたものが裁かれず、些細な不正をしたものが裁かれること。主犯格が逃げて、下っ端が罰せられることをいう。
「米食った犬が叩かれずに糠食った犬が叩かれる」ということわざは、大きな過ちをした人が何も罰せられないのに、小さな過ちをした人だけが厳しく罰せられる、という不公平な状況を指摘しているんだよ。
えぇ～、それはちょっと不公平やな。つまり、本当に悪いことをしたやつがのうのうとしてるのに、ちょっとしたことで罰せられる人がいるってことやな。
大きい悪事をした人と小さな悪事をした人、どっちも悪いけど、公平に対応せんとあかんのにな。不思議なもんやね。
【類義語】
・皿嘗めた猫が科を負う
・笊なめた犬が科かぶる
・鉤を盗む者は誅せられ国を盗む者は諸侯となる
・雑魚ばかり網にかかる
・呑舟の魚を逸す
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「米食った犬が叩かれずに糠食った犬が叩かれる」の解説
カンタン！解説
「米食った犬が叩かれずに糠食った犬が叩かれる」っていうことわざはね、大きないたずらや悪いことをした人がなんとか罪を逃れてしまって、ちょっとしたいたずらや悪いことをした人だけが罰を受ける、っていう不公平な状況を表してるんだよ。
例えばね、Aくんが実はお菓子の大きな袋を全部食べてしまったけど、だれも気づかなくて怒られなかったとして、Bくんがちょっとだけお菓子をつまんだらすぐに見つかって怒られた、っていう状況を想像してみて。それがこのことわざの意味だよ。
「米」とはご飯のことで、「糠」は米をといた後の外皮みたいなもので、あんまり美味しくないんだ。だから、このことわざは、本当に美味しい「米」を食べた犬が叩かれずに、あんまり美味しくない「糠」を食べた犬だけが叩かれる、っていう不公平さを伝えているんだよ。
「米食った犬が叩かれずに糠食った犬が叩かれる」の使い方
振り込め詐欺の受け子がよく捕まっているよね。
米食った犬が叩かれずに糠食った犬が叩かれるというように主犯格が捕まらないわね。
早く主犯格が捕まればいいのに。
早く捕まえないと被害者の大事なお金を使い込んでしまうわよね。
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「米食った犬が叩かれずに糠食った犬が叩かれる」の例文
- 罪に大小はないが、それでも米食った犬が叩かれずに糠食った犬が叩かれるのは理不尽だ。
- 米食った犬が叩かれずに糠食った犬が叩かれ、主犯格が逃げたままでは被害者が増えるばかりだ。
- 警察として、米食った犬が叩かれずに糠食った犬が叩かれるのを指をくわえて見過ごすわけにはいかない。
- 大きな罪を犯した政治家はのらりくらりとごまかし逃げ切るのに、庶民は些細な罪でも罰せられる。米食った犬が叩かれずに糠食った犬が叩かれる世の中だ。
- 米食った犬が叩かれずに糠食った犬が叩かれるでは済まさない。必ず強盗グループのリーダーも逮捕する。
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