「後塵を拝する」の意味(語源由来・英語訳)
【ことわざ】
後塵を拝する
【読み方】
こうじんをはいする
【意味】
人に先を越されて、おくれを取ることのたとえ。
また、人のあとにつき従うこと。
他人がすごいことをしてるのを見て、自分もそうなりたいって思うけど、実際はちょっと遅れてるか、下の立場にいることもあるんやな。
【語源・由来】
車や馬が通り過ぎたあとに、土ぼこりを浴びるということから。
【英語訳】
It is subordinate.
「黄塵」とは、空が黄色く見えるほどの激しい土ぼこりのこと。
「後塵を拝する」の解説
「後塵を拝する」っていうことわざは、すごい人や地位が高い人の後ろをついていく、もしくは人に負けてしまうという意味だよ。
たとえばね、クラスで一番成績がいい子がいて、その子の後ろをついていくように頑張っても、どうしてもその子の点数を越せない、って時に使うことができるんだ。また、すごいスキルや力を持っている人の後ろをついて、学ぼうとする時も使えるよ。
このことわざは、「人の後をついていく」や「他の人に先を越される」ということを教えてくれているんだね。でも、これは悪いことだけじゃなくて、すごい人の後をついて学ぶことも大事だよね。
「後塵を拝する」の使い方
「後塵を拝する」の例文
- 専務の後塵を拝して、部長に昇進することが決まった。
- 3度も昇進試験に落ちてしまっては、同期だけではなく後輩の後塵を拝することになってしまった。
- 彼は一番早く出世すると期待されていたけれど、大きなミスをしたことで後塵を拝することになったようだ。
- 師匠の後塵を拝して、表彰されることになった。
- 彼とは幼い頃からずっと競ってきた。しかし彼の後塵を拝することになるなんて、思ってもみなかった。
「曾(かつ)ては封侯(ほうこう)をも得たその老将が今更若い李陵(りりょう)如(ごと)きの後塵を拝するのが何としても不愉快だったのである。」
まとめ
できるならば、人より先に物事を勧めたい、成功したいと思うことがあるのではないでしょうか。
しかし、順調に進んでいると思っていたことが、うまくいかなくなってしまうことがあるかもしれません。
後塵を拝するというように、人に先を越されて後れをとってしまうことがあったとしても、諦めずに努力を重ねて後れを取り戻したいものですね。
さらに、他人に先を越されることや、ある状況で人よりも劣る立場にいることも示しているんだ。