「雲は竜に従い風は虎に従う」の意味(出典)
【ことわざ】
雲は竜に従い風は虎に従う
【読み方】
くもはりゅうにしたがいかぜはとらにしたがう
【意味】
優れた君主が賢い家臣を得ること。
立派な君主の下では、民衆はその徳に感じ入り従うということ。
物事はそれぞれにふさわしいものと一緒になりうまくゆくこと。
ほぉ〜、雲と竜、風と虎って、なんとなく似たような存在感があるもんな。
力ある者や優れた者の周りには、その人を支えることができる者が集まるってことやね。リーダーがすごければ、それに応えるような仲間も現れるってわけやな。
【出典】
「易経」
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「雲は竜に従い風は虎に従う」の解説
カンタン!解説
「雲は竜に従い風は虎に従う」という言葉は、『易経』という古い中国の書物から来ているんだよ。この言葉は、似たような性質や資質を持ったもの同士が自然と引き合う、っていう意味があるんだ。
簡単に言うと、素晴らしいリーダーや君主がいると、そのリーダーにふさわしい、すごい能力を持った人たちが自然と集まってくる、っていうことを示してるんだよ。
例えばね、すごく優れたサッカーチームの監督がいると、その監督のもとには才能ある選手たちが集まってくる、っていうのがイメージとして近いかな。
「雲は竜に従う」の部分は、竜が空を飛ぶときに雲がその後を追うようなイメージで、「風は虎に従う」は、虎が走るときに風が吹き、その後を追うようなイメージだよ。
だから、この言葉は、素晴らしいリーダーや才能のある人がいる場所には、その人を支える、または共に行動するすごい人たちが集まるっていうことを伝えているんだよね。
「雲は竜に従い風は虎に従う」の使い方
雲は竜に従い風は虎に従うというけど、首相に優れた家臣はいないのかな。
首相が名君ではないから、忠臣が現れないのかもしれないわ。
霞が関には役人が大勢いるのにね。名君じゃなくても助ければ良いのに。
足の引っ張り合いで忙しいんでしょうね。
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「雲は竜に従い風は虎に従う」の例文
- 良い社員に恵まれないと嘆く経営者は、雲は竜に従い風は虎に従うというから自分の愚かさを嘆き反省するといい。
- 雲は竜に従い風は虎に従うものだから、自分を磨くことで良い仲間がえられる。
- 信頼できる部下に出会えるかどうかは運ではない。雲は竜に従い風は虎に従うように、似たようなものは惹かれ合う。
- 雲は竜に従い風は虎に従うというから、経営者の能力次第で優秀な人材が集まる。
- 有能な経営者の下には宣伝しなくても優秀な新入社員が集まるが、雲は竜に従い風は虎に従うだ。
これは、素晴らしいリーダーや君主の周りには、そのリーダーシップや魅力に引かれて、同じように優れた臣下や部下が集まるという事象を示しているのだ。