「国乱れて忠臣現る」の意味(出典・類義語)
【ことわざ】
国乱れて忠臣現る
【読み方】
くにみだれてちゅうしんあらわる
【意味】
平和な時は誰が忠臣か分からないが、国が乱れて危機に直面すると真の忠臣か分かるということ。また、国家の危機には、その危機を救う忠臣が現れるということ。
「国乱れて忠臣現る」とは、国の平和な時期には誰が真の忠臣かを見分けるのは難しいが、国が危機に陥った時、本当に国を思う忠実な者が明らかになるという意味だよ。
なるほどなぁ。つまり「困った時にこそ、本当に頼りになる人が目立つ」ってことやな。
普段はわからんけど、大変な時に活躍する人が真の頼れる人やってことを教えてくれるんやな。
【出典】
「史記」
【類義語】
・世乱れて忠臣を識る
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「国乱れて忠臣現る」の解説
カンタン!解説
「国乱れて忠臣現る」っていう言葉はね、国が平和で何も問題がないときには、誰が本当に国のために働いているのか、誰がそうでないのかがわからないんだ。でも、国が大変なことになったり、困ったことが起こったとき、本当に国のために頑張る人、つまり「忠臣」っていう人が明らかになるってことだよ。
またね、もし国が大ピンチになったとき、そのピンチを解決するために頑張る人が現れるっていう意味もあるんだ。だから、大変なことが起きたときこそ、本当のヒーローや頼りになる人が出てくるってことを教えているんだよ。
「国乱れて忠臣現る」の使い方
国乱れて忠臣現るというけど、なかなか現れないね。
本当の危機じゃないのかも。
我が家は一家離散の危機なんだけど…。
国家の危機じゃないと現れないからね。庶民は崖っぷちだけど、富裕層はまだまだ豊かで余力たっぷりだから。
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「国乱れて忠臣現る」の例文
- 国が混乱に陥ったが、そのおかげで国乱れて忠臣現る。誰が真の忠臣か分かった。
- 危機的状況になることは悲劇だが、国乱れて忠臣現るというから、悲劇の中にも希望がある。
- 国乱れて忠臣現るといわれるが、ごますりばかりの家臣ではなく本当の忠臣が現れてほしい。
- この未曽有の危機を救ってくれる臣下が見つかるはずだ。国乱れて忠臣現るというからそろそろだ。
- 国乱れて忠臣現るというが、危険な状況になる前に本当の忠誠を誓ってくれる家臣を見つけることが王の資質なのではないだろうか。