「君子は三端を避く」の意味(出典)
【ことわざ】
君子は三端を避く
【読み方】
くんしはさんたんをさく
【意味】
君子は争いを好まず、文章、武術、弁舌での争いを避けるということ。
「君子は三端を避く」という教えは、三端とは筆端・鋒端・舌端のことを指しているんだよ。
ほうほう、それは「ええ人は、書いて争ったり、戦って争ったり、話して争ったりせんのやな」ということやね。
ちゃんと平和に物事を進めることの大切さを教えてくれる言葉やな。争いは避けて、理解し合うことが一番大事やね。
【出典】
「韓詩外伝」
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「君子は三端を避く」の解説
カンタン!解説
「君子は三端を避く」という言葉は、立派な人が三つの「端」を避けるという意味だね。
これをわかりやすく説明すると、「君子、つまり良い人や立派な人は、書いた文章(筆端)、武術(鋒端)、口げんかや議論(舌端)で、人と争ったり戦ったりすることを避けるんだよ」ということ。
例えば、クラスで意見が分かれたとき、自分の意見を強く主張して相手を押しのけるようなことはしない。また、スポーツや武道をするときも、相手を傷つけるようなことはせず、技やスキルを楽しむ。文章を書くときも、人を傷つけるようなことを書かない。
つまり、この言葉は、力や技術、知識を持っている人でも、それを使って他人と争うことはせず、平和や調和を大切にすることを教えてくれるんだよ。
「君子は三端を避く」の使い方
君子は三端を避くというから、ロシアの大統領は君子じゃないね。
争いを好む人は人の上に立ってはいけないわね。
平和な世界にならないかな。
まずは大統領に退任していただかないとね。
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「君子は三端を避く」の例文
- 弁舌巧みに人を言い負かす弁護士は先生と呼ばれる職業の一つだが、君子は三端を避くというから君子とは言えない。
- 力で無理やりねじ伏せても国民は従わない。君子は三端を避くという。
- 武力を行使して勝利しても支持を得ることはできない。君子は三端を避くというのにそんなことをしていると、世界中から総スカンを食らう。
- 君子は三端を避くから、争わず歩み寄る道を模索するべきだ。
- 戦争は悲しみや憎しみを生むだけで何も解決しない。君子は三端を避くという。争いはやめよう。