「口に糊する」の意味(語源由来・出典)
【ことわざ】
口に糊する
「口を糊する」「糊口」ともいう。
【読み方】くちにのりする
【意味】
貧しいが何とか生活することをいう。
「糊する」は、粥をすする。転じてやっと暮らしを立てること。
「口に糊する」とは、ぎりぎりの生計を立てるという意味だよ。
うーん、生活は大変やね。このことわざは、厳しい生活の中でも何とか生き抜いている人々の強さや努力を感じさせるな。
頑張るみんなには敬意を表したいわ。
【語源・由来】
粥をすする意から。やっとのことで食べ暮らすことを「糊口をしのぐ」という。
【出典】
「春秋左氏伝」
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「口に糊する」の解説
カンタン!解説
「口に糊する」っていう言葉は、ちょうど生活ができる、ギリギリのところで生計を立てているっていう意味なんだよ。
考えてみてね、昔の人たちは、本や紙を貼り合わせる時に「糊」というものを使っていたんだ。この「糊」を使う感じから、ちょっとずつでも食べ物を口に入れて、なんとか生活をしていく様子を表現したんだよ。
つまり、この言葉は、お金がピンチで大変でも、なんとか生活を続けていく力強さや、工夫してやっていく様子を伝えるんだね。
「口に糊する」の使い方
光熱費が高騰しているけど、健太くんの家は大丈夫?
口に糊する生活だよ。
政治家の宿舎は値下げするんですって。
特権階級は良いよねー。地球が滅亡する日が来たら特権階級だけ違う惑星に移住するんだろうな。
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「口に糊する」の例文
- 物価高で口に糊する暮らしです。これ以上値上げされると首をくくることになりそうです。
- 治療費がかさみ、口に糊する生活だ。
- バイトと内職を掛け持ちして口に糊する。
- 生活保護で何とか口に糊する。ありがたいことだ。
- 口に糊する日々から抜け出し、もっと余裕のある暮らしをしたい。