「薪を積むが如く後に来る者上に在り」の意味(出典・故事)
【ことわざ】
薪を積むが如く後に来る者上に在り
たきぎをいだきてひをすくう
【意味】
あとから積んだ薪を上に積み、先に用いられること。後輩が先輩よりも上位に重用されること。
薪を積むときに、先に積んだ薪は下になり、後から積んだ薪は上になるように、人間関係でも新参者が既存の人たちを超えてしまうことがある、ってことを教えてくれてるんやな。
【出典】
「史記」
【故事】
中国漢の武帝の時、清廉の士汲黯が、小役人だった者たちが出世して自分と同列かそれ以上の地位に重用されるのを見て、武帝にそのような人事を皮肉って諫言した。
「薪を積むが如く後に来る者上に在り」の解説
「薪を積むが如く後に来る者上に在り」っていうことわざはね、新しく来た人が、前からいた人よりも早く昇進してしまう、つまり、後輩が先輩を超えて上位になってしまうことを表しているんだよ。
この表現は、新しく積まれた薪が、前に積まれていた薪よりも先に使われるっていうイメージから来ているんだ。だから、「薪を積むが如く後に来る者上に在り」は、後から来た人が先に成功したり、昇進したりする状況を描いているんだ。
たとえばね、新しく入った社員が、前からいる先輩を越してプロジェクトリーダーになったみたいな状況がそれに当たるよ。これは、能力や才能が評価されて昇進したとも言えるけど、前から頑張っていた人からすると、ちょっと納得がいかないかもしれないね。だから、「薪を積むが如く後に来る者上に在り」っていうことわざは、組織の中での人間関係や昇進の問題を考える時に使われることが多いんだよ。
「薪を積むが如く後に来る者上に在り」の使い方
「薪を積むが如く後に来る者上に在り」の例文
- 年功序列制が廃止され薪を積むが如く後に来る者上に在りとなり、後輩に抜かされた自分は会社に居づらい。
- 薪を積むが如く後に来る者上に在りとならないよう、自分磨きをせっせとがんばる。
- 機械に疎いと、薪を積むが如く後に来る者上に在りとなることが多い。
- 変化のスピードが過去最高の現代では、そのスピードに付いていけないと薪を積むが如く後に来る者上に在りのようにどんどん若手に追い越される。
- 後輩の社長就任祝いをするはめになるとは、薪を積むが如く後に来る者上に在りだ。