「大事の中に小事なし」の意味(類義語)
【ことわざ】
大事の中に小事なし
【読み方】
だいじのなかにしょうじなし
【意味】
大事の場合には、小さな事を顧みる余裕がない。小さいことを犠牲にしてもやむを得ない。
大事なことにはしっかりと目を向けて、小さなことに振り回されずに進めることが大切なんや。
【類義語】
・大事の前に小事なし
・大行は細謹を顧みず
「大事の中に小事なし」の解説
「大事の中に小事なし」ということわざはね、重要なことが起きているときには、ちょっとした問題や小さなことに気を取られる余裕がないっていうことだよ。
例えばね、大切な試合がある日に、お弁当を忘れてしまったとするよ。その時には、お弁当を買うことに時間やお金を使う余裕がないかもしれないね。試合に集中することが一番大切だから、小さなことは気にせずに進めるようにするんだ。
このことわざは、「大事なことがある時には、小さなことに気を取られないで集中すること」という意味を持っているんだ。大切なことを達成するためには、ときには小さいことを犠牲にしなければならないこともあるんだよ。
つまり、このことわざは、「物事を気にかけずに、大きな問題も小さな問題も、気軽に扱ってしまうこと」を教えているんだね。何か困難なことや小さなトラブルが起きた時に、それを大げさに考えずに、気楽に解決してしまおうという意味なんだよ。
「大事の中に小事なし」の使い方
「大事の中に小事なし」の例文
- 大きな目標のために、大事の中に小事なしのごとく些細なことは気にしない。
- 政府は国の借金を減らすため、大事の中に小事なしと考え、納税額が低い庶民を切り捨てるようだ。
- 感染症蔓延で結婚式が延び延びになったが、大事の中に小事なしでしょうがない。大人しくステイホームしよう。
- 大事の中に小事なしという考えは分かるが、犠牲になったものは納得しないだろう。
- 会社を存続させるため、大事の中に小事なしとリストラを決行する。