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【流れに棹さす】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語・対義語・英語訳)

流れに棹さす

「流れに棹さす」の意味(語源由来・類義語・対義語・英語訳)

意味

【ことわざ】
流れに棹さす

【読み方】
ながれにさおさす

【意味】
自分に好都合なことが度々重なり、上手く物事が進むという意味。

ことわざ博士
「流れに棹さす」ということわざは、事が順調に進んでいくこと、特に、自然の流れに身を任せて、好都合な出来事が次から次へと起こることを表しているんだよ。
助手ねこ
つまり、いいことがドンドン重なって、すごく順調にことが運んでいく状態を表してるんやな。

自分がなんにもせんといても、勝手にいい流れに乗ってる感じか。これは、思わぬ好運に恵まれる状況を表してるんやな。

【語源由来】
川の流れに乗って進んでいる舟に、竿をさすことでさらに進むことから転じてきている。

【類義語】
・得手に棒
・得手に帆を揚げる
・追い手に帆を揚げる
・風に順いて呼ぶ
・順風満帆
・真帆に追風

【対義語】
・茨の道を行く

【英語訳】
・swim with the tide
・go with the stream

swim with the tide
swim ➡ 泳ぐ
with ➡ ~と一緒に
tide ➡ 潮
直訳すると、「潮と一緒に泳ぐ」になる。

go with the stream
go ➡ 行く
stream ➡ 流れ
直訳すると、「流れとともに行く」になる。

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「流れに棹さす」の解説

カンタン!解説
解説

「流れに棹さす」っていう言葉は、昔の人が川を小舟で渡っていたことから来ているんだよ。

昔はね、小舟を進めるために、船頭さんが長い棒、これを棹(サオ)っていうんだけど、それを使って舟を進めていたんだ。この時に棹を川の流れに対して突きさすと、棹が水の流れに乗って、舟が速く進むことができたんだよ。

だから、「流れに棹さす」は、元々は「物事がスムーズに進む」っていう意味で使われていたんだ。

でも、現代ではもう小舟を使って川を渡るなんてことはほとんどないから、棹を突きさすことで流れを止める、つまり、「棹を使って流れを止める」という逆の意味で使ってしまう人もいるみたいなんだ。

このことわざは、「流れに乗ってうまく進む」っていう意味だから、間違わないようにしようね。

「流れに棹さす」の使い方

ともこ
健太君、何か良い事でもあったの?
健太
わかる?今日ね、僕の誕生日でしょう?それで気分が上がっていたんだけど、今朝お父さんから学校が終わったらディスニーランドにでも行こうかって誘われたんだ!
ともこ
ディズニーランド!それはテンションも上がるよね。
健太
うん!まさに流れに棹さすようにいいこと尽くしなんだもん。
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「流れに棹さす」の例文

例文
  1. 今朝は一度も信号に引っかからなかったおかげで予定よりも30分早い出社をしたら、社内に先に着いていた上司から生活態度を褒められ、今朝はなんて良い日なのだろうかと思った。まさにこの事を流れに棹さすというのではないだろうか。
  2. 今日は日々の努力のおかげで前々から狙っていた大手の顧客を獲得できた事により、会社から賞状を貰い、うれしい足取りで自宅に帰ったら、まさかの彼氏からのプロポーズ。こんな流れに棹さすようなことが起こって罰が当たらないだろうかと少し怖くなった。
  3. 流れに棹さすというが、こうも順調に事が進むと少し怖くなってしまうものである。




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