「鉛は以て刀と為す可からず」の意味(出典・語源由来)
【ことわざ】
鉛は以て刀と為す可からず
【読み方】
なまりはもってかたなとなすかからず
【意味】
物はそれぞれ使いみちがある。また、愚か者は使いみちがないということ。
適材適所に用いるべきことを述べることば。
「鉛は以て刀と為す可からず」ということわざは、物や人にはそれぞれ適切な使い方や役割がある、という意味を持っているんだ。
あー、それはつまり、何でもかんでも一緒くたに使うのはアカンってことやな。モノにはそれぞれええ使い道があるんやもんな。
それと同じで、人もそれぞれ得意なこと、向いてることがあるから、それを生かしてやるのが一番やな。まぁ、アホな人はどうにもならへんけどな(笑)。
【出典】
「淮南子」
【語源由来】
鉛のようにやわらかい金属では刀を作ることができないことから。
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「鉛は以て刀と為す可からず」の解説
カンタン!解説
「鉛は以て刀と為す可からず」っていう言い方は、物や人にはちゃんとした使い方や役割があるってことを教えてくれる言葉だよ。
例えばね、プリンを食べる時に、ハンマーじゃなくてスプーンを使うよね。それと同じで、物や人それぞれに合った使い方や場面があるんだ。
この言葉の中の「鉛」とは、柔らかい金属のことを指していて、「刀」とは、鋭い刃物のことだよ。だから、柔らかい鉛で刀を作ることはできないっていう意味。それを使って、物や人にはそれぞれの役割や使い道があるってことを言っているんだ。
また、この言葉は「愚か者は使いみちがない」という意味も持ってるよ。だから、物や人を上手に活用することの大切さを教えてくれるんだよね。この言葉の元は「淮南子」という古い中国の書物からきてるんだよ。
「鉛は以て刀と為す可からず」の使い方
健太くん。これを切っておいて。
任せといて。
ちょっと、ちょっと。ハサミを使ってよ。なんで長さをはかる定規で切るのよ。鉛は以て刀と為す可からずよ。
きれいに折れば、へたにハサミで切るよりきれいに切れるんだよ。
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「鉛は以て刀と為す可からず」の例文
- 健太くんは、鉛は以て刀と為す可からずのごとく使いみちがない愚か者だから、就職先がないだろう。
- 鉛は以て刀と為す可からずというから、各々の才能を見極め適材適所に配置する。
- 誰がこんな使えないやつを採用したんだ。鉛は以て刀と為す可からずだぞ。マスコットキャラクターにもならない。
- 取扱説明書を読んで使い方を守ろう。鉛は以て刀と為す可からずだ。全部一緒くたにしてはいけない。
- いろんな使いみちがある方が便利だけど、鉛は以て刀と為す可からずというように、用途に合ったものを使い分けた方が結局一番いい。