「涙ほど早く乾くものはなし」の意味(出典・語源由来)
【ことわざ】
涙ほど早く乾くものはなし
【読み方】
なみだほどはやくかわくものはなし
【意味】
一時の感情はすぐに忘れてしまうものだから、涙などはあてにならない。
「涙ほど早く乾くものはなし」ということわざは、一時的な感情や悲しみは非常に短期間で忘れ去られることが多い、という意味だよ。
そうかいな。それは、急に泣いても、あっという間に涙が乾いちゃうのと同じで、悲しみや怒りもすぐに忘れ去られることがあるんやな。
つまり、人の感情は一瞬のものやから、あんまり深く考えずに、サクッと気持ちを切り替えるのがええってことやな。でも、涙のわけや理由はちゃんと気にしてやるのも大事やろうけどな。
【出典】
古代ローマの政治家キケロのことば。
【語源由来】
涙は一時の感情で流れるものですぐに乾くことから。
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「涙ほど早く乾くものはなし」の解説
カンタン!解説
「涙ほど早く乾くものはなし」っていう言葉は、涙や悲しみのような感情は、一瞬のことで、すぐに消えてしまうってことを教えてくれるんだよ。
例えばね、お友達とちょっとケンカして、その時はすごく悲しくて泣いちゃったとしても、次の日にはもう元気に遊んでることがよくあるよね。その涙や悲しみは、一時的なもので、すぐに消えてしまうことを、この言葉は伝えているんだ。
そして、この言葉は、古代ローマの有名な政治家であるキケロが言ったものなんだ。涙はすぐに乾いてしまうから、一時的な感情や気持ちに振り回されず、しっかりと自分の考えや気持ちを大切にすることの大切さを教えてくれるんだよね。
「涙ほど早く乾くものはなし」の使い方
失恋しちゃったよ。この心の傷は一生癒えないかも。
涙ほど早く乾くものはなしっていうわよ。おいしいものを食べれば忘れるわよ。
じゃあうな重を食べて、自分を甘やかそうかな。
それがいいわよ。
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「涙ほど早く乾くものはなし」の例文
- 涙ほど早く乾くものはなしというが、泣いたカラスがもう笑った。
- 忘れっぽいのは困るが、忘れることで人は平常心を保つ。だから、涙ほど早く乾くものはなしというように、悲しみは長引かないものだ。
- 涙ほど早く乾くものはなしというから、ひたすら寝て時をやり過ごす。
- ともこちゃんはとてもつらそうだったが、涙ほど早く乾くものはなしのごとく週明けにはケロッとしていた。
- 健太くんのことが心配だが、涙ほど早く乾くものはなしというし、彼は単純だからすぐに元気になるさ。