【ことわざ】
鳴くまで待とう時鳥
【読み方】
なくまでまとうほととぎす
【意味】
好機が到来するまで辛抱強く待つということ。
【語源・由来】
戦国時代末期の織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の三人の武将の性格を、「鳴かぬなら」ということばに続けた句で表したもので、信長は「鳴かぬなら殺してしまえ時鳥」、秀吉は「鳴かぬなら鳴かしてみしょう時鳥」、家康は「鳴かぬなら鳴くまで待とう時鳥」としたことから。
【英語訳】
Wait until cuckoo sings.
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「鳴くまで待とう時鳥」の使い方
徳川家康の性格を表す言葉として「鳴くまで待とう時鳥」という言葉があるよね。
ああ。私、知っているわ。気が熟すまで辛抱強く待てっていう意味よね。幼少期に人質として生活していた彼らしい言葉よね。
他にも、織田信長と豊臣秀吉が有名だけど、もう一人、松下幸之助の言葉があってね。「鳴かぬならそれもまたよし時鳥」ってね。
へえ。奥が深いわね。私も時鳥の歌が後世に残せるような偉人になりたいわ。
「鳴くまで待とう時鳥」の例文
- 鳴くまで待とう時鳥というが、悪く言えば、昨今の、日本の政治にありがちな先送り、棚上げの風潮を美化しているようにも取れる。
- 鳴くまで待とう時鳥という言葉のように、そんなに結論を急がずに、じっと我慢をして待とうじゃないか。
- 鳴くまで待とう時鳥という言葉のように、何事も結果が出るまでには時間がかかるものなんだから、どっしり構えて待っていたらいいんだ。
- 鳴くまで待とう時鳥という言葉があるように、私は、ここに立てこもっている犯人が、自分から出てくるまでは、突入はしないつもりだ。
- 鳴くまで待とう時鳥という言葉があるように、今、株を売ると損失を出してしまうことになるので、上がる時が来ることを信じて、じっと耐えて待つことにする。