「為さざるなり、能わざるに非ず」の意味(出典)
【ことわざ】
為さざるなり、能わざるに非ず
【読み方】
なさざるなり、あたわざるにあらず
【意味】
実現できないのは不可能だからではなく、やろうとしないからだということ。能力はあるのに、やる気や実行力がないこと。
「能う」は、できるという意。
「為さざるなり、能わざるに非ず」という言葉は、物事がうまくいかない理由は、できる能力がないからではなく、ある能力をしっかりと使わないからだ、ということを指摘しているんだよ。
なるほど、それは「できないわけじゃないけど、やろうとしないからうまくいかへん」ってことやな。つまり、能力や才能があっても、それをちゃんと生かさなかったら意味がない、ってことやね。
もったいないなぁ、せっかくの才能や能力も、使わなきゃ始まらへんってわけや。
「孟子」
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「為さざるなり、能わざるに非ず」の解説
カンタン!解説
「為さざるなり、能わざるに非ず」っていうことわざは、何かができないのは、できる力がないからじゃなくて、力を使わないから、っていう意味だよ。
簡単に言うと、例えば、試験で点数が取れなかったとして、それは勉強する力がないからじゃなくて、しっかり勉強しなかったから点数が取れなかった、ってこと。
「能う」というのは「できる」って意味だから、逆に「能わざる」は「できない」って意味になるよ。「あらず」は「そうじゃない」という意味。だから、「能わざるにあらず」とは、「できないわけじゃない」ということ。
つまり、このことわざは、「物事がうまくいかないのは、能力がないからじゃなく、その能力をちゃんと使わないから」って教えてくれているんだよ。もともとは、古い中国の本『孟子』から来てるんだって。
「為さざるなり、能わざるに非ず」の使い方
健太くん。勉強が疎かになっている様だけど。
僕には無理なんだよ。勉強は性に合わないんだ。
為さざるなり、能わざるに非ずよ。言い訳ばかりでやらないだけよ。
言い訳しないで勉強できるのも才能の一つだと思うんだ。
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「為さざるなり、能わざるに非ず」の例文
- 才能があるのに練習嫌いなせいで、為さざるなり、能わざるに非ずのごとくレギュラー入りできないなんてもったいない。
- 中学受験はまずは、本人のやる気です。為さざるなり、能わざるに非ずというから、親だけやる気があっても無理です。
- 「僕には無理だよ」とあきらめないで。為さざるなり、能わざるに非ずというように、本気を出せばできるんだ。
- 誰しもやればできる。為さざるなり、能わざるに非ずというよね。
- 為さざるなり、能わざるに非ずというように、才能の無駄遣いはよくない。若いうちは、無理だと決めつけずやってみるといい。