「納所から和尚」の意味
【ことわざ】
納所から和尚
【読み方】
なっしょからおしょう
【意味】
一気に出世すること。反対に、一気に出世できず、順序を踏まねばならないということ。
「納所」は、納所坊主。寺の下級の僧。
なるほど!要するに、「急に大物になるのは難しい」ってことやな。
さんま風に言うと「一気にトップになるのは難しいで、ちゃんと一歩一歩進むのが大事や!」ってことか。急ぎ足で上に行こうとすると、うまくいかへんこともあるもんな。焦らず、しっかりとした道を歩むのがええわな。
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「納所から和尚」の解説
カンタン!解説
「納所から和尚」っていう言葉はね、急にすごい昇進をする、という意味だけど、実際にはそれは難しくて、物事には順序があって、ステップを踏む必要があるということを教えているんだよ。
納所っていうのは、寺の中で書類やお金のことを管理するような仕事をする、ちょっと下の立場のお坊さんのことなんだ。和尚は、寺のトップ、大きな立場のお坊さんだよ。だから、「納所から和尚」って言うのは、いきなり下の立場からトップの立場に上がるっていうこと。でも、実際にはそれは難しいよね。だから、この言葉は、物事はちゃんと時間をかけて順番に進めないといけないっていうことを伝えているんだ。
例えば、学校で1年生からいきなり6年生になることはできないでしょ?同じように、このことわざも、急に大きく昇進することは難しいし、ちゃんとステップを踏んで進むことが大切だってことを教えてくれるんだよ。
「納所から和尚」の使い方
父さんが、課長から社長に昇進したんだ。
納所から和尚ね。なにがあったの?
会長に気に入られたらしいよ。
親族経営でもないのに納所から和尚だなんて、本当にすごいわ。
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「納所から和尚」の例文
- 一足飛びに出世することは不可能だ。納所から和尚というように、順に出世するしかない。
- 若くして納所から和尚のごとく異例の昇進をして、年上の社員からひがまれる。
- 納所から和尚になるには、社長令嬢と結婚するしかないな。
- 彼はノンキャリだから、納所から和尚のように地道にここまで出世してきた。
- 失敗を経験しながらキャリアを積み、納所から和尚のように一歩一歩出世していく方が人の上に立つ者としての心構えができる。
でも、実際にはそんな一足飛びの出世は難しく、物事にはしっかりとした順序が必要である、という教訓を持っているんだよ。