【ことわざ】
猫の額
【読み方】
ねこのひたい
【意味】
土地や場所の面積がとても狭い事を意味します。
【語源・由来】
猫の額が狭い事に由来しています。
猫は顔に対して目や耳の割合が大きいため、「どこからが額か」と言うより、額の有無すら判らないほどなので、そこからきています。
猫よりも額の狭い生き物は他にもたくさんいますよね。昔から日本人は狭くても庭のある生活を楽しんできました。その光景には猫もいたことでしょう。猫の額という言葉は、悪い意味で使われることは少なく、例え狭い場所でもそこには癒しの空間が広がっていることが多いですね。
【類義語】
・尺寸の地(せきすんのち)
・弾丸之地
・黒子之地(こくしのち)
・弾丸黒子の地
熟語としての類義語
・猫額大(びょうがくだい)
・猫額(びょうがく・ねこびたい)
・狭隘(きょうあい)
・猫額大(びょうがくだい)
・猫額(びょうがく・ねこびたい)
・狭隘(きょうあい)
【英語訳】
・A bit of ground.
・A strip of land.
・A tiny plot.
・A plot of land about the size of a handkerchief.
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「猫の額」の使い方
最近ね、僕の家の庭に三毛猫が遊びに来るんだ。すごくキレイで可愛いんだ。
猫が遊びに来るお庭なんてステキね♪
猫の額しかない庭に猫が来る…って言うとちょっと不思議だね。
昔から日本人は猫が好きだから、猫にまつわることわざも多いものね。
「猫の額」の例文
- 猫の額ほどの庭しかない家だが、産まれた時から社宅で生活してきた私にとっては夢のマイホームだ。
- 冷夏で野菜の価格が高騰しているので、野菜の苗を買ってきて、猫の額ほどの庭で育てている。
- 都市型狭小住宅は、猫の額で家を建てる知恵に長けている建築士に相談しながら建てることをおススメします。
- 石川県の金沢市には「猫シタイ」と言う地名があり、この不思議な地名の由来には諸説あります。ひとつにはその場所が猫の額ほどの土地であったので「猫ヒタイ」と呼ばれていて、それが次第になまって「猫シタイ」となったとする説です。
- 猫の額の狭い土地だが、この場所には将来的にも投資する価値が十分にあるとみて購入を決めた。