「猫は虎の心を知らず」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
猫は虎の心を知らず
【読み方】
ねこはとらのこころをしらず
【意味】
取るに足らない人間には、大人物の心中は察せられない。
これは、異なる立場や経験を持つ人々の間の理解のギャップを指摘してる言葉やわ。立場が違うと考え方や感じ方も違うってことやね。
【語源由来】
姿かたちは似ているが、小さな猫には大きな虎の心は理解できないという意から。
【類義語】
・燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや
「猫は虎の心を知らず」の解説
この言葉、「猫は虎の心を知らず」というのはね、普通の猫が大きな虎の気持ちを理解するのは難しいっていう意味なんだよ。猫は小さくて普通の動物だけど、虎は大きくて強い存在だから、猫には虎の考えや感じていることがわかりにくいんだね。
たとえば、学校で普通の生徒が先生や校長先生の考えを完全に理解するのは難しいでしょ。それと同じで、偉い人や大人物の心や考えを普通の人が理解するのはなかなか難しいんだ。
このことわざは、人にはそれぞれ違う立場や考えがあって、すべての人が他の人の心を完全に理解するのは難しいって教えてくれるんだよ。だから、他の人の立場を理解しようとすることが大切なんだね。
「猫は虎の心を知らず」の使い方
「猫は虎の心を知らず」の例文
- 親は心配して口を酸っぱくして苦言を呈しているのに、猫は虎の心を知らずだな。若者は、えてして今という瞬間のことしか考えておらず愚かだ。
- 僕のやることを理解してもらおうと思わない。猫は虎の心を知らずだからな。
- 新しいことは共感を得にくい。猫は虎の心を知らずっていうし、つまらない人たちには分からないだろう。
- 男に女の気持ちは完全に理解できないように、猫は虎の心を知らず、取るに足らない人には偉大な人の心は理解できない。
- 一代で大きな会社を築き、宇宙に行き、奥さんが複数人居て、すごい人物だが、彼の言動に反発する人が多い。猫は虎の心を知らずというやつか。
つまり、猫が虎の心を理解するのは不可能なように、平凡な人には大人物の心理は理解しがたいということを表しているんだ。