「鑿に鉋の働きは無し」の意味
【ことわざ】
鑿に鉋の働きは無し
【読み方】
のみにかんなのはたらきはなし
【意味】
優れた道具でも物にはそれぞれの役割があり、他の道具の代わりにはならない。
「鑿に鉋の働きは無し」ということわざは、ノミとカンナという異なる工具は、それぞれ独自の機能と役割を持っていて、お互いの代わりにはならないという意味があるんだよ。
なるほどなぁ。つまり「それぞれのものには、それぞれの役割がある」ってことやな。ノミは彫刻に使われるけど、カンナのように平らに削ることはできへん。逆もまた然りやな。
これは、人間にも当てはまるな。みんなそれぞれ得意なことがあるし、一人一人が大切な役割を持ってるってことやね。一つ一つの能力や個性が重要やってことや。
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「鑿に鉋の働きは無し」の解説
カンタン!解説
「鑿に鉋の働きは無し」ということわざは、たとえ優れた道具であっても、それぞれの道具には特定の役割や機能があり、他の道具の代わりにはならないという意味を持っているんだよ。この言葉は、道具の例を用いて、それぞれのものや人には適した用途や能力があることを表しているんだね。
例えば、鑿(のみ)は木材を削ったり穴を開けたりするのに適していて、鉋(かんな)は木の表面を滑らかにするのに適している。どちらも木工において非常に有用な道具だけど、その使い方や目的は全く異なるんだ。
このことわざは、人や物事にはそれぞれ適した役割があり、すべての用途に対応できるわけではないということを教えてくれるんだよ。それぞれの道具、または人の特性や能力を理解し、その特性に合った役割や環境で活用することの重要性を示しているんだね。無理に他のものの代わりに使おうとすると、効率が悪くなったり、望ましくない結果になることがあるという教えも含まれているよ。
「鑿に鉋の働きは無し」の使い方
スポーツ選手って運動神経が良いから、サッカー選手は野球選手になることもできるのかな。
鑿に鉋の働きは無しよ。
ルールもプレースタイルも違うもんね。
鍛える筋肉も違うわよ。
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「鑿に鉋の働きは無し」の例文
- 炊飯器でケーキを作るのが流行っているが、鑿に鉋の働きは無しというしメーカーも推奨していない。
- 3wayの道具を買っても、鑿に鉋の働きは無しというように3用途で使うことはあまりないし使いにくい。
- 社員は交換がきく部品のような扱いを受けているが、鑿に鉋の働きは無しというし、一人一人得意なことも会社への貢献度も異なる。
- 男女平等社会で女性も男性と同じようにと社会から求められているが、鑿に鉋の働きは無し。体の構造が違う以上、全く同じことはできない。
- ハサミを包丁代わりに使う人がるが、鑿に鉋の働きは無し。ハサミで調理は限界がある。