「野に伏勢ある時は帰雁列を乱る」の意味(出典)
【ことわざ】
野に伏勢ある時は帰雁列を乱る
【読み方】
のにふくぜいあるときはきがんれつをみだる
【意味】
野原に隠れた軍勢がいる時は、空を飛ぶ雁の群れが列を乱す。
ああ、そういうことかい。つまり、「普段と違う様子があったら、何か隠れてるかもしれへん」ってことやな。
雁の群れが変な動きをするのも、何か理由があるからやろ?ちょっとした変化に気をつけることが大事やね。
【出典】
「孫子」
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「野に伏勢ある時は帰雁列を乱る」の解説
カンタン!解説
「野に伏勢ある時は帰雁列を乱る」という言葉は、孫子の兵法に由来する表現で、隠れている軍勢が存在するときには、それが自然界に何らかの変化を引き起こすという意味を持っているんだ。
このことわざは、特に戦略や戦術の文脈で用いられるんだ。具体的には、野原などに隠れた軍勢がいると、その存在が周囲の環境に影響を与え、たとえば空を飛ぶ雁の群れの飛行パターンが乱れるなどの現象が起きるということを示しているんだ。
この表現は、後三年の役での源義家と清原家衡の戦いに関する逸話にも関連しているんだよ。その話では、源義家が空を飛ぶ雁の列が乱れる様子を見て、潜伏している敵軍を察知し、難を逃れたとされているんだ。
このことわざは、周囲の微細な変化に注意深く気を配ることの重要性を教えてくれるんだよ。自然界の変化を観察することで、隠れた敵の存在や危険を察知することができるという教訓が含まれているんだね。
「野に伏勢ある時は帰雁列を乱る」の使い方
何かがおかしいぞ。いつもと違うぞ。
野に伏勢ある時は帰雁列を乱るっていうから、危険が隠れているのかもね。
直感って大体当たるよね。
直感は、経験に基づくものだからね。
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「野に伏勢ある時は帰雁列を乱る」の例文
- 野に伏勢ある時は帰雁列を乱るから、周囲に気を配っていれば危険を回避できる。
- 未来を予知することはできないけど、野に伏勢ある時は帰雁列を乱るというように変化があるものだから、危険を察知することは可能だ、
- 今日はよく犬が吠えるけど、野に伏勢ある時は帰雁列を乱るように泥棒でも隠れているのかな。
- いつもと違うことがあると、野に伏勢ある時は帰雁列を乱るというし、危ないことがある気がする。
- カラスがいやに騒いでいたが、野に伏勢ある時は帰雁列を乱るというようにストーカーが潜んでいた。
野原に隠れている軍隊がいると、空を飛ぶ雁の群れが普通ではない動きをすることから、何か異常があることを示しているんだね。