「桜は花に顕る」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
桜は花に顕る
【読み方】
さくらははなにあらわる
【意味】
普段は目立たないが、何かの折に非凡な才能を発揮すること。
「桜は花に顕る」という言葉は、普段から目立たない人が、特定の状況や機会において、その隠れた才能や能力を見せることを表現しているんだよ。
あー、それは「いつも地味な人でも、時と場所が合えばすごいことをやり出す」ってことやな。
桜も、花が咲くときだけキレイに輝くもんな。日常的には気付かれへんけど、ちゃんとその才能や力を持ってる人もおるんやね。それをちゃんと見る目が大事やな!
【語源・由来】
他の木に紛れて分からなかったが、花が咲きはじめて桜の木だと知られることから。
「詞花和歌集」にある源頼政の歌「深山木のその梢とも見えざりし桜は花に現れにけり」に基づく。
【類義語】・紅は園生に植えても隠れなし
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「桜は花に顕る」の解説
カンタン!解説
「桜は花に顕る」っていう言葉は、普段の生活では普通の人と変わらなくて目立たないけど、特定の瞬間や場面で、すごい才能や能力を見せてみんなを驚かせる人を表してるんだよ。
考えてみてね。普段、桜の木って他の木とあまり変わらなくて、特別目立つことはないんだよね。でも、春になるとピンクの花が一気に咲き、とっても美しい姿を見せて、みんなに「あ、これは桜の木だったんだ!」って気づかせるんだ。
このことわざは、そのような桜の特性を使って、人の中にも突然すごいことをやってのける人がいるっていうことを教えてくれるんだよ。だから、見た目や普段の行動だけで人を判断しない方がいいっていう意味も含まれてるね。
「桜は花に顕る」の使い方
文化祭とか大きな行事があると、桜は花に顕る人がいるわよね。
そうそう。今まで目立たなかったのに、ステージで弾ける人とか。
リーダーシップを発揮する人とか。
そういう人があらわれると、学校行事って大事なんだなって思うね。
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「桜は花に顕る」の例文
- こんなことがなかったら桜は花に顕るようなこともなく、彼の才能は埋もれていただろう。
- 居るのか居ないのか分からないような存在感のない社員だったが、桜は花に顕るごとくそのプロジェクトで能力を発揮し驚かされた。
- 目立たない立ち位置だったが、マイクを持たせたら桜は花に顕るようにその抜群の歌唱力で魅了した。
- 健太くんは運動会で、桜は花に顕るみたいに一躍ヒーローになった。
- 教師でも気が付かず桜は花に顕ることがあるから、生徒にはいろんなことにチャレンジして才能を発揮してもらいたい。