【ことわざ】
猿の尻笑い
【読み方】
さるのしりわらい
【意味】
自分の欠点を省みず他人を笑うこと。
【語源・由来】
猿が自分の赤い尻に気付かないことから。
【類義語】
・五十歩百歩(ごじっぽひゃっぽ)
・目糞鼻糞を笑う(めくそはなくそをわらう)
・腐れ柿が熟柿を笑う(くされがきがじゅくしをわらう)
・鍋が窯を黒いと言う(なべがかまをくろいという)
・不身持の儒者が医者の不養生をそしる(ふみもちのじゅしゃがいしゃのふようじょうをそしる)
【英文】
the pot calling the kettle black.
people who live in glass houses shouldn’t throw stones.
猿の尻洗いということわざは、誤り。
【スポンサーリンク】
「猿の尻笑い」の使い方
あはははは!
健太くん、どうしたの?
さっき友達の髪の毛がひどい寝ぐせで、笑っちゃったよ!
健太くんも、ひどい寝ぐせがついているみたいだけど…。
これじゃあ、猿の尻笑いね。
これじゃあ、猿の尻笑いね。
「猿の尻笑い」の例文
- あいつは補欠だと、笑っている君も補欠だから、まさに猿の尻笑いだね。
- 君はもっといい点数を取った方がいいと言われたけれど、彼も同じ点数なのだから、猿の尻笑いだ。
- 猿の尻笑いと言われて悔しくて、必死で練習をした。
- 僕は今日は遅刻をしなかったけれど、彼は遅刻をしたねと言ったら、友人には猿の尻笑いだと言われてしまった。
「猿」を使ったことわざは、ほかにもたくさんあるので、ぜひ調べてみよう!
まとめ
人の言葉や行動が気になってしまうことはあっても、自分のこととなるとなかなか気づきにくいことがあります。
また、勉強や仕事の際にも、完璧だと思っていたことが、間違えていたりすることもあるのではないでしょうか。自分のことは、見えにくく気づきにくいですが、しっかりと確認をして猿の尻笑いにならないようにしたいですね。