「積羽舟を沈む」の意味(語源由来・出典・類義語)
【ことわざ】
積羽舟を沈む
【読み方】
せきうふねをしずむ
【意味】
瑣末なことでも積み重なると大きなことを引き起こす。
「積羽舟を沈む」という言葉は、軽い羽根でも、それが大量に積もれば最終的には船を沈めるほどの重さになることを意味しているんだよ。
ほなら、小さなことがどんどん積もって、最終的には大きな問題になるってことやな。軽い羽根もたくさん集まれば、重くなって船を沈めるほどになるってことやね。
ちっちゃなことでも、それが積み重なると大きな結果になるって言う教えやな。
【語源・由来】
羽のように軽いものでもたくさん積めば、舟を沈めるほどになるということから。
【出典】
「戦国策」
【類義語】
・塵も積もれば山となる
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「積羽舟を沈む」の解説
カンタン!解説
「積羽舟を沈む」という表現は、「淮南子」の「繆称訓」に由来しており、一見軽くて取るに足らないものである羽根でも、それが大量に積もると、最終的には舟を沈めるほどの重さになるという意味を持っているんだ。このことわざは、小さなことが積み重なることで、最終的には大きな影響をもたらすことを警告しているんだよ。
この表現は、個々の小さな問題や細かい事柄も、それが積み重なると大きな問題や重大な結果を引き起こす可能性があるということを示しているんだね。たとえば、些細なミスや小さな無駄遣いが積み重なって、最終的には大きな損失や大問題になることがあるんだよ。
「積羽舟を沈む」は、物事を軽視しないこと、小さな詳細にも注意を払うことの重要性を教えてくれているんだね。それは、小さなことにも目を向け、それを軽んじないことが重要であるということを示しているんだよ。
「積羽舟を沈む」の使い方
あの政党はしぶといね。
なかなか政権交代にいたらないわね。でもあきらめないで。積羽舟を沈むっていうから。
あの政権への不満が積もり積もって転覆させる?
国民一人の力は微力でも、大勢集まれば打倒与党政権になると思うの。
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「積羽舟を沈む」の例文
- 一人の勇気ある声が、「Me too」と共感を呼び積羽舟を沈むとなる。
- ロシアは強大な国だけど、積羽舟を沈むごとく各国が力を合わせれば沈めることも可能だ。
- 一票では国は動かせないが、若者全員が投票所に行けば積羽舟を沈むように大きな力となる。
- 積羽舟を沈むというから、虫けらのように小さな力と侮らない方が良い。
- 塵も積もれば山となるし、積羽舟を沈むので一致団結した時の力は馬鹿にできないものだ。