「千鈞の重きを鳥卵の上に垂る」の意味(語源由来・出典・類義語)
【ことわざ】
千鈞の重きを鳥卵の上に垂る
【読み方】
せんきんのおもきをちょうらんのうえにたる
【意味】
強い力を加え押しつぶすこと。
これは、「力を加えるときは、その強さや相手をよく考えなアカン」ってことを教えてくれてるんやね。過剰な力は逆効果になることもあるってことや。
【語源・由来】
大変重い物を鳥の卵の上に置く意から。
【出典】
「史記」
【類義語】
・泰山に卵を圧す
「千鈞の重きを鳥卵の上に垂る」の解説
「千鈞の重きを鳥卵の上に垂る」ということわざは、非常に大きな力や重圧を、非常に弱くて脆いものに加える状況を表しているんだよ。「鈞」は中国古代の重さの単位で、一鈞は約7.68キログラムとされている。したがって、「千鈞」は非常に重いものを意味していて、鳥の卵はその脆弱さの象徴なんだね。
このことわざは、たいへん重い物を弱くて小さい鳥の卵の上に置くことから、強大な力や圧力が非常にもろいものに対して与えられる状況を想像させるんだ。例えば、非常に大きな責任や圧力を耐えられない人に負わせることや、力の不均衡な状況を描写するのに使われるよ。
このことわざは、力の不均衡や圧倒的な力の適用がもたらす破壊的な結果を強調しているんだよ。また、圧倒的な力を持つ側が、その力を行使する際には慎重であるべきだという警告も含んでいるんだね。力と責任のバランスを考える上で、このことわざは重要な教訓を提供してくれるんだ。
「千鈞の重きを鳥卵の上に垂る」の使い方
「千鈞の重きを鳥卵の上に垂る」の例文
- 千鈞の重きを鳥卵の上に垂るというから、後輩に圧をかけすぎてはいけない。下手したらパワハラで訴えられるぞ。
- ゆとり世代は扱いに気をつけないと、千鈞の重きを鳥卵の上に垂るとなるから、優しく優しくする。
- 千鈞の重きを鳥卵の上に垂るごとく、健太くんは親から長男としてのプレッシャーをかけられ続け壊れた。
- 大企業は千鈞の重きを鳥卵の上に垂るように、中小企業をつぶすのなんて簡単だ。
- 今の経営状態にさらに問題がのしかかると、千鈞の重きを鳥卵の上に垂るとなり倒産となる。