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【飛鳥の摯つや其の首を俛す】の意味と使い方や例文(出典・語源由来)

「飛鳥の摯つや其の首を俛す」の意味(出典・語源由来)

意味

【ことわざ】
飛鳥の摯つや其の首を俛す

【読み方】
ひちょうのうつやそのくびをふす

【意味】
強い者は平生は穏やかそうにしているが、いざという瞬間には激しく襲い掛かる。才能あるものは普段はその才能を見せないということ。

「撃つ」は、捕らえる意。
ことわざ博士
「飛鳥の摯つや其の首を俛す」という言葉は、才能があっても普段は控えめで目立たないが、必要な時にはしっかりと力を発揮する人のことを言うんだ。
助手ねこ
おお、それはなかなか深い話やな。いつもは静かで目立たんけど、いざという時にはちゃんと結果を出す人って、ほんまにえらいんやな。

まわりからは「あの人、いつもあんまりしゃべらへんけどなぁ」とか思われてても、本当に大事な時にはバシッと決める。そういう「いざという時の力」が、真の才能や能力の証明やってことか。

【出典】
淮南子えなんじ

【語源由来】
鳥が空から獲物を襲う時は、まず首を伏せてからとびかかるということから。

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「飛鳥の摯つや其の首を俛す」の解説

カンタン!解説
解説

「飛鳥の摯つや其の首を俛す」という言葉は、「淮南子えなんじ」兵略訓に由来していて、文字通りには鳥が獲物に飛びかかる際に最初に首を低くする様子を描いているんだ。これを人間の行動や性格に例えたとき、「才能がある人は普段は控えめで目立たないが、必要な時にはその能力を存分に発揮する」という意味になるんだよ。

この故事は、真の能力者や才能ある人々は、日常ではその力を隠して目立たずにいるけれど、状況がそれを要求する時には、しっかりとその力を見せることができる、ということを教えてくれているんだ。普段は謙虚でありながらも、いざという時には大胆に行動できる人の姿勢を賞賛しているんだね。

たとえば、学校や職場であまり目立たないけれど、プロジェクトが難航している時や、何か問題が起きた時に、いつの間にか前に出てきて、その問題を解決してしまうような人がいるかもしれないね。そんな人は、「飛鳥の摯つや其の首を俛す」という言葉で表現される、控えめだけど本当に力のある人と言えるんだ。

この言葉は、見た目や普段の振る舞いだけで人を判断してはいけない、という教えでもあるよ。真の力は、静かに内に秘めているもので、それがいざという時に大きな力を発揮するんだね。

「飛鳥の摯つや其の首を俛す」の使い方

健太
新人の彼は、目立たないしすぐ退部するんじゃないかと思ったんだ。
ともこ
まさに飛鳥の摯つや其の首を俛すだったわね。まさかあんな才能を秘めているとわね。
健太
有能な人って分かりにくいものなんだね。
ともこ
真に強必要な時にしか力をみせてくれないもんね。
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「飛鳥の摯つや其の首を俛す」の例文

例文
  1. 会議で普段は静かで目立たない人が、驚くほどの独創的なアイデアを披露し、飛鳥の摯つや其の首を俛すだと思った。
  2. いつもぼんやりしている彼は、試合が始まると一変、冷静に対戦相手を打ち負かした。まさに飛鳥の摯つや其の首を俛すという感じだった。
  3. 静かながらも強い意志を持つ彼は、飛鳥の摯つや其の首を俛すを体現するかのように、決して躍り出ることはないがその実力は誰もが認めるところだ。
  4. 控えめな社員が、飛鳥の摯つや其の首を俛すように緊急時リーダーシップを見せた。
  5. 飛鳥の摯つや其の首を俛すの精神を持つ学生は、普段の授業ではあまり目立たないが、テストの結果だけを見ればその秀でた才能が明らかになる。

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