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【浸潤の譖り】の意味と使い方や例文(出典・故事)

浸潤の譖り

「浸潤の譖り」の意味(出典・故事)

意味【ことわざ】
浸潤の譖り

【読み方】
しんじゅんのそしり

【意味】
水が徐々にしみこむように、非難や悪口がじわじわ人に信じられていくこと。また巧みな讒言ざんげんのこと。

「浸潤」は、水がじわじわしみこむこと。「譖り」は、中傷。悪口。告げ口。
ことわざ博士
「浸潤の譖り」という言葉は、ゆっくりとしかし確実に讒言(他人の悪口を言ってその人を陥れること)をして、次第に人を陥れるような行動を指しているんだよ。

この表現は、悪意を持ってじわじわと他人の評判を落とし、不利な状況に追い込むような行為を表しているんだね。

助手ねこ
ああ、そういうことか。つまり、「ゆっくりと確実に他人の評判を落として、陥れるようなこと」を言うんやな。悪い噂を広めたり、陰で人のことを悪く言ったりして、じわじわと相手を追い込むってわけや。

こういう行為は、表面上は目立たずに進むけど、結果的には大きな影響を及ぼすんやな。こんなことがあるから、噂話には気を付けなアカンってことやね。

【出典】
論語ろんご

【故事】
孔子の弟子の子張が「聡明」とはどういうことか尋ねた時、孔子が「浸潤の譖り、膚受ふじゅうったえ、行われざる、明と謂うべきのみ」と答えたことばによる。

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「浸潤の譖り」の解説

カンタン!解説
解説

「浸潤の譖り」ということわざは、「論語」顔淵から来ている言葉なんだよ。これは、少しずつ讒言(ざんげん)をして、徐々に人を陥れることを意味しているんだ。

「讒言」というのは、嘘や悪口を言って人を陥れること。つまり、悪いことや嘘を広めることで、他の人の評判を落としたり、問題を起こしたりすることを指すんだね。

「浸潤の譖り」は、このようにゆっくりと、でも確実に悪い影響を及ぼす行為を表しているんだ。例えば、誰かが小さなウソをついて、そのウソがだんだん大きくなっていって、最終的にはその人がとても悪いことをしたかのように見えるようになることだよ。

このことわざは、私たちに対して、ウソや悪口がどれほど人に害を及ぼすか、そしてそれが徐々にどんどん悪化していく可能性があることを教えてくれるんだ。だから、いつも正直で、他人のことを悪く言わないようにしようっていう大切な教えなんだね。

「浸潤の譖り」の使い方

健太
浸潤の譖りで僕の地位が危ういよ。
ともこ
誰かが讒言を広めているみたいなのよ。
健太
犯人はわかっているんだけど、僕の力ではどうにもできない。
ともこ
みんな健太くんの良さを知ってるはずだから、いつも通りにしていればまた忘れられていくわよ。
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「浸潤の譖り」の例文

例文
  1. 浸潤の譖りを上司に言われ、上司が急によそよそしくなった。
  2. 何もしていないのに浸潤の譖りのように、僕の悪口が浸透し、そういうやつだと思われつつある。
  3. 浸潤の譖りを言う方も悪いが、誤解されるようなヤンキースタイルの君も悪い。
  4. SNSでの中傷が浸潤の譖りのごとく、あたかも真実のように広まり始めた。
  5. ボスママが気に入らないママの浸潤の譖りを広め、退園に追い込んだ。

 





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