「信なき亀は甲を破る」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
信なき亀は甲を破る
【読み方】
しんなきかめはこうをやぶる
【意味】
約束を破るとよくないことがおきる。
この言葉は、約束や信義を大事にし、それを破ると自分に不幸が来るってことを教えてくれてるんや。信義を破ることの重大さや、それによる自己破壊の危険を警告してるんやな。
【語源・由来】
鶴と亀が池のほとりで仲良く暮らしていたが、日照りで水がなくなり別の水場に行くことにした。木片の一方を亀がくわえ、一方を鶴がくわえ飛んでいる間は絶対に口を聞かないという約束をして飛んだ。しかし、ぶら下がった亀は空の上からの眺めの素晴らしさに思わず言葉を発し、下へ落ち死んでしまったという「今昔物語」の説話から。似たような話は多く見られる。
【類義語】
・不信の亀は甲を破る
「信なき亀は甲を破る」の解説
「信なき亀は甲を破る」という言葉は、約束や信義を守らないことが災いを招くという意味を持っていることわざなんだよ。
この言葉の由来は、「今昔物語」や「塵添壒嚢抄」に収められた話にある。その話では、約束を破った亀が甲羅を割って死んでしまうという内容が語られているんだ。つまり、この話は約束を破ることの重大な結果を象徴的に示しているんだね。
たとえば、約束や信義を守らないことが、最終的には自分自身にとって大きな不利益や災いをもたらすことがある。このことわざは、約束を守ることの重要性や、信義を破ることの危険性を教えてくれるんだ。
「信なき亀は甲を破る」という言葉は、信頼関係の重要性を強調し、約束を守ることがいかに大切であるかを示しているんだね。約束を軽んじることは、結果的に自分自身に害をもたらすという教訓を含んでいる言葉なんだ。
「信なき亀は甲を破る」の使い方
「信なき亀は甲を破る」の例文
- 約束は守った方が良い。信なき亀は甲を破るというし、信頼を失う。
- 約束を守らないと、信なき亀は甲を破る上に閻魔様に舌を抜かれる。
- 信なき亀は甲を破るというから、約束は違えないようにする。
- 信なき亀は甲を破るというが、約束を守らなかったばかりに嘘つき呼ばわりされるようになった。
- 書面に無くても口約束を交わしたのならば守った方が良い。信なき亀は甲を破るといい、災いが襲い掛かるだろう。