【ことわざ】
親しき仲にも礼儀あり
「近しき仲にも礼儀あり」ともいう。
【読み方】
したしきなかにもれいぎあり
【意味】
とても親しく仲の良い関係であっても、礼儀は守るべきであり大切なことであるというたとえ。なれなれしくなると、それが喧嘩のもとになるので、親しいからとあまえてはいけない。
「礼儀」とは、相手に対してきちんとあいさつをしたり、感謝の気持ちを行動や言葉で表したりすること。
【語源・由来】
仲の良い間柄であっても、度を過ぎて馴れ馴れしくするのは避けるべきだという教え。
【類義語】
・心安いは不和の基
・親しき仲に垣をせよ
【英語訳】
・Manners know distance.(礼儀は距離をわきまえている)
・A hedge between keeps friendship green.(垣根が友情を新鮮に保つ)
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「親しき仲にも礼儀あり」の使い方
ともこちゃん、遊びに来たよ!
いらっしゃい、健太くん。
ちょっとおやつとジュース出してくれる?
あと、ともこちゃんのテレビゲーム使うよ。
あと、ともこちゃんのテレビゲーム使うよ。
待って、健太くん。
親しき仲にも礼儀ありよ。
親しき仲にも礼儀ありよ。
「親しき仲にも礼儀あり」の例文
- 先輩に対してそんな口の利き方はないだろう。親しき仲にも礼儀ありだ。
- いつも遊びに行っているからって、親しき仲にも礼儀ありなのだから、少しは遠慮したほうがいい。
- なんでも言い合える間柄とはいえ、親しき仲にも礼儀ありで最低限の気づかいは必要だろう。
- 先生と仲がいいのはいいけれど、親しき仲にも礼儀ありだから、あまりなれなれしくしてはいけないよ。
- 親しき仲にも礼儀ありに気を付けて、末永く良い友人でいたいものだ。