「舌三寸に胸三寸」の意味(語源由来)
【ことわざ】
舌三寸に胸三寸
【読み方】
したさんずんにむねさんずん
【意味】
口から出たふとした言葉や思い付きが問題を引き起こすことがあるので注意が必要だということ。
だからこそ、口は災いの元って言うんやろな。言葉や行動にはちゃんと気をつけんとあかんな。
【語源・由来】
ちょっとしたことが物事を決定する場合もあるから、口と心は慎まなければならないことから。
「舌三寸に胸三寸」の解説
「舌三寸に胸三寸」は、少しの言葉や、さっと頭に浮かんだ考えが、大きな問題を起こすことがあるから、軽々しく言葉にしたり、行動に移したりしない方がいいよ、という意味です。「舌三寸」はちょっと口を動かすこと、「胸三寸」は心の中にある思いや考えのことを指しています。
変更後の言い回し:
「舌三寸に胸三寸」っていう言葉はね、ちょっとした言葉や、すぐに思いついたアイディアが、思ったよりも大きな影響を持つことがあるから、よく考えないで言ったり、やったりしないようにしようね、っていう意味なんだよ。
たとえば、友達とちょっとしたけんかをしている時に、「もう友達じゃない!」って言っちゃったら、それがきっかけでほんとうに友達がいなくなっちゃうかもしれないよね。だから、「舌三寸」っていうのは、口がちょっと動くだけで大きなことが起こるってことを言っていて、「胸三寸」っていうのは、心の中にある思いや考えのことを表しているんだ。
このことわざは、言葉ってとってもパワフルで、ちょっとした言葉でも人の気持ちを傷つけたり、大きな影響を与えることがあるから、言葉を使う時はいつも注意しようね、って教えてくれているんだよ。
「舌三寸に胸三寸」の使い方
「舌三寸に胸三寸」の例文
- 舌三寸に胸三寸だから、石橋を叩いて渡るくらいがちょうどいい。
- 君はちょっと軽率な所があるから、舌三寸に胸三寸と自分を戒めた方がいいよ。
- トラブルに巻き込まれたくないなら舌三寸に胸三寸だよ。
- つい口をついて出た言葉が相手の地雷を踏むなんてことはよくあることで、舌三寸に胸三寸だと思う。
- 社会人になると親は代わりに責任を取ってくれなくなる。舌三寸に胸三寸を心に留め言動に気をつける。