「仕置き場の巾着切り」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
仕置き場の巾着切り
【読み方】
しおきばのきんちゃくきり
【意味】
悪い人間はどんな所にもいる。救いようのない極悪人のこと。
「仕置き場」は、悪人を処刑する場。「巾着切り」は、すり。
あれれ、それってつまり、どんなところでも悪いことをする人がいるってことやな。刑場って、もう最後の場所やのに、そこでさえスリをするなんて、本当に直らへん人もおるんやな。
まぁ、そういうことを教えてくれるわけや。どこにでも困った人がいるってことを知っておかなアカンってことやろな。
【語源・由来】
刑場でもすりを働く者がいる意から。
【類義語】
・稲荷の前の昼盗人
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「仕置き場の巾着切り」の解説
カンタン!解説
「仕置き場の巾着切り」という言葉は、どこにでも困った人がいるっていう意味だよ。例えば、とても真面目な場所や、人々がちゃんとした態度を取るべき場所でも、悪いことをする人がいるってこと。
言葉の中の「仕置き場」っていうのは、悪いことをした人が罰を受ける場所のことだよ。そんな場所でさえも「巾着切り」っていう、お金や大事なものを盗むような人がいるってことをこのことわざは教えてるんだ。
だから、このことわざは、どんな場所にでも注意しないといけないっていうことを伝えてるんだね。大事なものやお金をちゃんと管理して、いつでも注意深くいることが大切だってことを教えてくれているんだよ。
「仕置き場の巾着切り」の使い方
この辺は文教地区なだけあって治安がいいね。
文教地区でも油断はできないわ。仕置き場の巾着切りというわよ。
悪い人間はどこにでもいるか。
そうよ。油断していると犯罪に巻き込まれるわよ。
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「仕置き場の巾着切り」の例文
- 強盗した上におばあさんを亡き者にするとは、仕置き場の巾着切りだ。
- 悪政で国民を自殺に追いやる政治家は、仕置き場の巾着切りといえる。
- 大泥棒石川五右衛門は、仕置き場の巾着切りと言われ公開処刑された。
- 仕置き場の巾着切りというので、人を簡単に信用してはいけない。
- 日本はぼんやり歩いていても犯罪にあわないくらいには治安がいいが、仕置き場の巾着切りというから警戒は怠ってはいけない。
このことわざは、刑場という人が罰を受ける場所でも、スリのような悪事を行う人がいるという意味から来ているよ。