目次
「驟戦えば則ち民罷れ、驟勝てば主驕る」の意味（語源由来・出典）
【ことわざ】
驟戦えば則ち民罷れ、驟勝てば主驕る
【読み方】
しばしばたたかえばすなわちたみつかれ、しばしばかてばすなわちしゅおごる
【意味】
何度も戦争をすると国民は疲弊し、戦争に勝利し続けると驕り高ぶるということ。
この言葉は、戦争を頻繁にすると、その国の人々が疲れ果ててしまうし、たくさん勝つことでその国の指導者が自分の力を過信してしまう危険があるという意味なんだよ。
なるほどなぁ、博士。戦いにばっかり勝ってると、そのうち「ほんまにオレってすごいんちゃうか？」って、指導者がえらそうになってまうってことやんな。そしたら、しんどいのにずっと戦わされてる人たちは、がくっときてもうたたんて。
勝って勝って勝ちまくると、そのうちバタンといくんやな。勝つことばっかり考えずに、みんなが元気でいられることも大事にせんとあかんってわけや。
【語源・由来】
戦争で勝って驕り高ぶった君主が疲弊した国民を使って戦いを繰り返し、戦勝国がしばしば滅亡することから。
【出典】
「呂氏春秋」
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「驟戦えば則ち民罷れ、驟勝てば主驕る」の解説
カンタン！解説
「驟戦えば則ち民罷れ、驟勝てば主驕る」というのは、戦いが多くなると、国の人々が疲れ果てちゃうし、戦いに勝ち続けると、国のトップの人がどんどん偉そうになってしまうっていうことを言っているんだよ。
例えばさ、もしサッカーチームが試合にばっかり出ていて、勝ってはいるけど、選手たちがとっても疲れてしまったら、チームの監督はますます自分はすごいと思い込んで、もっと厳しい練習をさせるかもしれないね。でも、選手たちはもう疲れていて、そのうちもうやりたくないって思うようになるかもしれない。そうすると、チームはうまくいかなくなるんだ。
このことわざはね、「たくさん戦争をすると、普通の人々はとても疲れてしまうし、ずっと戦争で勝っていると、国のリーダーはもっと偉くなったと思って、間違ったことを始めるかもしれないよ」という教えなんだ。だから、勝っても勝っても、それでおごってはいけないし、いつも国の人々のことを考えて、彼らが疲れすぎないようにしないといけないってことなんだよ。
「驟戦えば則ち民罷れ、驟勝てば主驕る」の使い方
戦争はよくないよね。
驟戦えば則ち民罷れ、驟勝てば主驕るっていうけど、世界の二大巨頭は驕り高ぶっているわよね。
国連の常任理事国なのに、よく戦争しているよね。
戦争する国は常任理事国から外せばいいのに。
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「驟戦えば則ち民罷れ、驟勝てば主驕る」の例文
- 驟戦えば則ち民罷れ、驟勝てば主驕り、国民どころか世界が物価高騰で疲弊している。
- 戦争で勝つ国は、驟戦えば則ち民罷れ、驟勝てば主驕るようにいずれ自滅する。
- 驟戦えば則ち民罷れ、驟勝てば主驕るというので、あの国の支配もそう長くは続かないだろう。
- 戦争は人の心を狂わせ疲弊させる。驟戦えば則ち民罷れ、驟勝てば主驕るので、勝った国も負けた国も滅びの道を行く。
- 驟戦えば則ち民罷れ、驟勝てば主驕り不幸な道を歩むので戦争はやめた方が良い。
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