「桑中の喜び」の意味(語源由来・出典)
【ことわざ】
桑中の喜び
【読み方】
そうちゅうのよろこび
【意味】
男女の不義の楽しみ。
「桑中」は、古代中国衛の地名。桑畑の中。
「桑中の喜び」という表現は、男女が桑畑で密会している様子を描いているんだけど、これが時間を忘れるほどの楽しさ、つまりは恋愛の甘い喜びとして解釈されたんだね。
なるほどなぁ。つまり、恋人たちが桑畑でこっそり会う、そんなドキドキとワクワクがいっぱいの場面が詩になってるわけやな。
桑畑が恋の隠れ家みたいなもんやってことやね。古代の恋愛事情を伝える、なんともロマンチックな言葉やなぁ。
【語源・由来】
「詩経」の中の詩が、みだらな詩だと解されたことから。
【出典】
「詩経」
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「桑中の喜び」の語源由来・解説
カンタン!解説
「桑中の喜び」という表現は、古代中国の詩集「詩経」に由来しているんだよ。この詩は、男女が桑畑(桑中)で密会する様子を歌っているんだけど、この詩がみだらな行為を表すものだと解釈されたことから、この表現が生まれたんだ。
「桑中」という言葉は、直訳すると「桑の中」、つまり桑畑の中を意味しているんだ。桑畑は、昔から絹糸を作るための桑の葉を育てる場所として知られているけど、この詩では、そんな桑畑が男女の密会の場として描かれているんだね。また、桑中は古代中国の地名としても知られているよ。
この「桑中の喜び」という表現は、恋愛関係の隠れた出会いや、秘密の恋の喜びを象徴する言葉として使われることがあるんだ。詩経におけるこの詩の解釈が、時間とともに変わって、特定の恋愛のイメージに結びついたんだね。
「桑中の喜び」の使い方
父さんが知らない女の人と桑中の喜びにひたっていたよ。
目撃したの?
この目で見てしまったんだ。
家族そっちのけで桑中の喜びにひたるのも、息子に目撃されるのもだめよね。最悪のお父さんね。
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「桑中の喜び」の例文
- 週刊誌の記者が、桑中の喜びをする二人を激写した。
- 彼らは桑中の喜びならぬ竹やぶで密通していたそうだ。
- 彼らの桑中の喜びは愛情からではなく、お互いの配偶者にばれないかスリルを楽しんでいたそうだ。
- 桑中の喜びで家族も地位も失った。
- 私有地の林で桑中の喜びにふけるけしからんカップルが、後を絶たない。